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ピットクルー ブログ 2

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パンダ ディアロジック(セミAT)ミッション修理  

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↑もはや、写真を見ても車種がわかりません
`14フィアット パンダ 走行60000km

発進時、シフトが抜ける! 症状

この車両は、フィアット的に言うと、ディアロジックミッション
わかりやすく言うと、いわゆるセミAT、一般的な3ペダルマニュアルミッションベースで、オートマチック化したミッションです。

約1ヵ月前の入庫時には、
ミッションショックにて、症状を確認して、
テスター診断すると、①「機械的リンケージ不良」故障メモリー確認
ミッションキャブリレーション(学習)にて、改善されたのを確認して、納車しました。


再入庫された時は、シフトが抜ける? 

①「機械的リンケージ不良」の故障メモリーから、
シフトアクチュエーターの動作不良か?
クラッチの消耗か?
と、想像しました。



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早速、クラッチの残量および状態の点検のために、ミッションを降ろしました。

最近の車は、フロントセクションAssyで、脱着する事が多いですね




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↑このアングルでは、3ペダルタイプのマニュアルミッション車と、ほぼ一緒に見えます
乾式クラッチ、プレッシャープレートが見えますね





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降ろしたミッション本体です
このアングルから見た、クラッチ部にも、マニュアルミッションのような、フォークとレリーズベアリングが見えます。

プラスチック製のタンクは、セミオートマ用の作動油、
乾式クラッチマニュアルミッションで、クラッチ操作とシフト操作を、油圧にてオートにて操作されます




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 ↑ここが今回の最大の問題点! 

よく見ると、インプットシャフトのカラー部が削れています






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↑原因は、これ
クラッチカバーを取り外し、フライホィールを見ると、センターのベアリングが偏心しています。
このベアリングとダンパー部が偏心して、ミッション側のカラーを削り、クラッチの切れる・圧着させるがうまく動作しなくなりました。

通常、一般的には、フライホィールのセンターに、小さなパイロットベアリングがあり、
そこに、ミッション側の、当該カラーではなく、インプットシャフトの先端が差し込まれます。

この構造にも一因があったのでは?





修理するには、不良のフライホィールを含めた、クラッチキットの交換と、
削れたから部分は、どう見ても現物修理は不可能で、カバーごとの交換になります。
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↑部品カタログ
削れた部分の部品は、8番の交換になります
ベルみたいな形なので、ベルハウジングといいます
なんと、国内に在庫がありました。よく出る部品という事でしょう



8番のベルハウジングを交換するためには、11番→1番を順番に分解する必要があります。
ミッション全バラになります。

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ミッションケース(1番)の側面の四角い穴には、シフトアクチュエーターが取り付けられます
クラッチレバーも見えます










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マニュアルミッションとほぼ一緒な、メカニカルギヤ部




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ここまでくると、あとはデファレンシャルギヤだけです





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不良ベルハウジングと、新品ベルハウジングです。

ようやく交換出来ました
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category: フィアット

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ウラカン カスタム  

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ランボルギーニ ウラカン
今回は、マフラー交換と、ローダウン、タイヤホィール交換、アライメントをさせていただきました。




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ウラカンは、ローダウンすると、見違えるぐらいかっこよくなりますね

フェラーリ系は純正で、ダンパーに車高調整用のねじ山がありますが、
ランボ系はありません





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今回のローダウンは、ノビテックスプリングに交換します。
ノビテックサスキットには、スプリングのロアマウントを、車高調タイプのカラー交換するので、
純正ダンパーの分解が必要です、純正ダンパーに付いている、電気の配線カップラーを分解し通す必要があります。




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マフラー交換の、作業途中の様子です










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ローダウンした後は、4輪ホィールアライメントの測定調整をお勧めします。

一般的にローダウンすると、車両後ろから見て、タイヤがハの字になります。
キャンバー角がネガティブになります。

ウラカンの場合は、ロアアームの取付け部のシムを抜いて、なるべくタイヤを立てる方向に調整し、基準値に近づけます

また、ローダウンすると、必ず前後のトー角(車体上から見たタイヤ角度)が、でたらめになります

タイヤの消耗が、異常に早くなったり、極端な片減り偏摩耗する可能性もあります。
場合によっては、極端なトーアウトになる事もあり、トーアウトになると、コーナリングですべりやすくなります

category: ランボルギーニ

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W222 考察  

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メルセデスベンツS400h(W222)
現行Sクラスのハイブリッドです



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今回は、ミッションオイルパンパッキンからのオイル漏れ修理です。

↑ミッションオイルパンを外したところです。(向かって左がフロント方向ですね)
よく見ると、エンジンとミッションの間にオレンジの太いハーネスが見えます。
ハイブリッド用のハーネスで、万国共通ハイブリッド関係はオレンジ色です
エンジンとミッションの間に、ハイブリッド用のモーターがあります

ミッション下に大きな黒いプラスチックの物体は、ミッションオイルエレメント!
よく見ると、オイルエレメント後方に、見慣れない丸いモーターが付いています
電動オイルポンプです。
アイドリングストップ時に作動するのでしょうか?



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↑ミッションオイルエレメント!オイルエレメントも交換します
よく見ると、吸い込み口が2か所あります
前は通常の機械式オイルポンプ用、後ろは電動オイルポンプ用です

ちなみに、ミッションオイルは青色です。




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↑外した、ミッションオイルパンです
真ん中付近に、円柱形の筒状の物が見えます。
最近のミッションは、レベルゲージステックはありません
ミッションオイルの充填は、この筒の下のドレンより圧送して注入してからエンジンスタート、
エンジンスタートするとオイルはポンプで吸われるので、レベルが下がります
さらに、オイルを下から圧送注入します。
ミッション油温が上がると、膨張してミッションオイルレベルは上がります
油温40℃で、ドレンを閉めて終わり

つまり、この筒状の上のラインが、オイルレベルラインで、シビアな調整が必要です


ちなみに、オイルパン下に棒があります。
これは、ドレンを開けてから、この棒を突っ込むと、筒状の物が中で抜けて、オイルがドレン近くまで抜けるので、
オイルパンを外しやすくするものです




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↑写真向かって左が、フロント方向
前から、黒いハニカム模様の黒い物は、プラスチック製エンジンオイルパン、 
その後ろ、パワステギヤボックス、完全電動パワステです
ミッションは、多段化で、9速トロニック
ミッション後方、ミッションマウントブラケット、かなり大型で頑丈そうです、
これは、プロペラシャフト及びマフラー用のセンタートンネルがあります。
モノコックボディで、ここのフレーム補強すると効果的なので、このような大型ミッションマウントブラケットになっています

この辺は、最近の流行りですね

category: ベンツ S、CLクラス

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MINI エンジン不動修理  

ミニ

ミニ、エンジン不動での入庫
(セルは回るが、エンジンが始動不能)

当初、定番のガソリンポンプかクランクアングルセンサーの不良かと思っていました…

早速、テスター診断、エンジン各部点検を行いました。


ん、確かにセルは軽く回ります?
オイルフィラーキャップを開けて、もう一度セルを回します

セルは回っているのに、カムシャフトが回ってません?





ミニ1

念のために、ヘッドカバーは外して、目視で再確認
クランキング、やはりカムが回っていません



ミニ2
↑タイミングチェーンが切れていました。
ちなみに、走行約15000kmです。


最近、ミニ・BMW系は、タイミングベルトが弱く、伸びて長くなる症状がありますが、15000kmで切れてしまうとは…







ミニ4
修理方法としては、タイミングチェーンが切れている場合、バルブとピストンが当たり損傷している可能性が高いため、
今回は、現物エンジンの分解修理するより、コストや時間、リスクを考えると、エンジン本体を交換する判断になりました。





ミニ5





category: ミニ

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F512M  

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↑レアな車両入庫です
フェラーリ F512M
‘84デビューのテスタロッサは、‘91にマイナーチェンジで512TRになり、
‘94に再度マイナーチェンジでF512になって、‘96に生産修理、2年間だけのモデルなので、レアモデルかな

`73にデビューの365GT4BBは、ミッドシップに水平対向12気筒の下にミッションとデフをレイアウトする2階建て方法を採用し、`96まで、23年間継続しました。

これは、当時フェラーリF1マシンは、ニキラウダが乗る水平対向12気筒でした。
営業的に、市販車に水平対向V12エンジンのイメージ戦略
また、当時スポーツカーは、なるべくホィールベースを短くするのが流行りだったため、2階建てとしたようです
しかし、クランクシャフトの位置が高くなり、重心が高くなったのがネックになりました



このモデルが、フェラーリでは最後の水平対向12気筒エンジンになりました。
また、レギュラーラインナップでは、最後のミッドシップ12気筒になりました。
この後、フェラーリーの12気筒の主流は、フロントV12エンジンに移行していきます


今回の入庫は、エンジンはかかりましが、前後出来ず、
クラッチが切れないようです

早速、クラッチオイルのエア抜きをしましたが、症状改善ならず





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クラッチペダル側の、クラッチマスターが不良でした
経年劣化により、クラッチマスター内部のゴムが、固着していたようです

クラッチマスター分解・確認してから、クラッチマスターを新品に交換しました。

category: フェラーリ

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