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ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

ミニクーパー クラッチ交換  

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BMW ミニ  クラッチ交換作業

入庫依頼は、走行時「ク~」異音でした。
珍しい症状です。





ミニ1

フロントバンパー、ラジエター等、フロントセクションAssyを取外してから、

エンジンミッションを、フォークリフトで取外します



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今回の、修理ご要望である、 「ク~」異音 は、
試運転すると、クラッチから出ているように感じました。

原因は、恐らく、エンジン・ミッションの境目の上部にサーモスタットケース(樹脂製)があります。
ここから、クーラーントが漏れて、クラッチケース内に染みたのだと思います

また、レリーズベアリング不良の可能性もあります


珍しい、症状でした!
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category: ミニ

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ミニクーパーS バルブシール交換  

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BMW ミニ

今回の修理依頼は、マフラーより、煙が発生

マフラーの煙は、エンジンオイルがシリンダーの中に漏れて、燃えるので煙が発生します。
エンジンオイルがシリンダーの中に漏れる原因は、バルブシールのゴムの硬化経年劣化で気密性不良になります。
バルブシールの交換作業になります。

少し前までは、多少煙が出ていても、そのまま乗るケースが多かった気がしますが、
最近は、長く乗っている方や中古車車販の際に修理するケースが多くなっている気がします。

BMWの4気筒や直列6気筒エンジンと同じく、
このエンジンも、バルブトロニックシステムが採用されています。






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↑エンジンヘッド廻りを分解した部品
バルブトロニックシステムの為、複雑ですね。
カムシャフトが3本並んでいます。

一番上のカムシャフトは、インテーク用
そして、真ん中のカムシャフトは、バルブトロニックシステム用です。

このバルブトロニックシステム用のカムで、インテークバルブを押して、バルブリフト量を変えて、スロットルバルブの替わりに吸気量を操作しています。







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シリンダーヘッド内には、カムシャフトやリフター等は取り外し 無い状態です。



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今回のマフラーの煙とは関係ないですが、このエンジンもタイミングチェーンが伸びるので、交換しました。









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本来、正規の修理の仕方は、エンジンヘッドAssyを降ろし、バルブを取外し、バルブシールを交換するのですが、

弊社では、車上で、エンジンヘッドが乗ったまま、バルブシールを交換する方法にしています。

この作業方法のほうが、手間、時間、部品、コストの節約が可能になります。







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↑これが、問題のバルブシール






僕が思うに、最近のBMW系エンジンお得意のバルブトロニックシステム。

通常のスロットルボディ付きのエンジンは、スロットルボディを可変させると、スロットルボディからインテークバルブ間に負圧が発生します。
バルブトロニックの場合は、スロットルボディは無く、インテークバルブリフト量ににて吸入吸気量を変化させているので、インテークマニホールド内には負圧がかからず、エンジンヘッド内のインテークポートに強烈な負圧がかかるので、インテークバルブシールから、オイルが吸われるのではないかと推測しています。

また、インテークポート内にオイルが吸われると、インテークバルブ付近にオイルスラッジが溜まりやすく、
バルブトロニックでバルブリフトさせても、正確な吸入吸気量が制御できなくなります。




category: ミニ

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ミニクーパー タイミングチェーン交換  

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ミニクーパー






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BMW系なので、BMWお得意の、バルブトロニックシステムです。

横置きエンジン後方のインテーク側に、複雑なバルブトロニックシステムが見えます。

写真右側、カムシャフトの端に、上から留めているのは、バルブタイミングのカム位置を固定する、専用工具




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カムスプロケットを取り外した状態





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このエンジンは、プロケットには、位置固定のキー等はなく、緩めると位置はフリーになります。
ある意味、その方法が、シビアにバルブタイミングをキチッと合わすことが出来る理屈ですね。





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エンジンの一番後方の外、インテークマニホールドの右に、バルブトロニック用のモーターが付いています。
モーターのウォームギヤが周り、エキセントリックシャフトの扇形のギヤを動かし、
スロットルバルブの代わりに、バルブリフト量を変化させて、吸入空気量を制御しています。






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category: ミニ

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ミニクーパーSクラブマン エンジン修理  

ミニヘッド
ミニクーパーSクラブマン

この車は、レッカーにて入庫しました。
入庫した際は、一応エンジンはかかりましたが、「ガラガラガラガラ」ととても大きな音と、
「ピュンピュン・キュンキュン」と、何かが飛んできそうな、とても大きく今まで聞いた事がない音が鳴っていて、
とても、長い間エンジンをかけられない状態でした。

その音は、ヘッドカバー付近で大きく響いていて、
エンジン本体からのようでした。

↑写真は、とりあえず、ヘッドカバーを外してみました。
意外と、エンジン内部は、きれいです





そしたら…
ミニヘッド2
タイミングチェーンは、正常にかかっているようですが、
よく見たら、2本のカムシャフトスプロケットの間に、通常あるべきチェーンガイドがありません?
そして、写真ではわかりにくいですが、よく見ると、チェーンガイドは無く、そのチェーンガイドのステーもいびつに曲がっています?








次に…、そのチェーンガイドが下に落ちている可能性があるので、オイルパンをめくってみました。
ミニヘッド3
ん?
下に、チェーンがぶら下がっています。

オイルパンの中にも、チェーンガイドの割れたかけらがいくつもありました。




ミニヘッド4
よく見ると、オイルポンプのチェーンのようです。
そして、タイミングチェーンガイドのかけらが挟まっています。

エンジン本体が、ジ・エンドです!

通常エンジンは、なんらかの原因で、冷却系が故障して、オーバーヒートした場合、最悪、ヘッドガスケットが抜けて、圧縮が無くなったり、オイルと水が混ざったりして、それを修理するのですが、
潤滑系のエンジンオイルが回っていなかったとすると、かなり深刻で、
一瞬で、クランクシャフトのメタルやカムシャフトが焼付いている可能性があります。

本来なら、エンジン本体から異常に大きい音もしていたし、焼き付き等の可能性がある為、修理不可能!
通常、修理方法としては、エンジン本体を分解修理というより、、
修理工場としては、時間と費用とリスクという観点から、総合的に考えて、エンジン本体Assyの載せ替える判断になります。

しかし、このエンジン本体は、解体屋市場でも人気商品で、中古品が無く、また比較的高額になります。

もう一度、依頼者に状況を聞き取りすると、たまたま自宅前、直前で大きな音がして、そのままエンジンを止めたという事です。
つまり、エンジンが低回転時に、低回転のまま、エンジンを止めたことになります。


上記の状況と、見積もりとリスクを、充分ご説明して、ご了承していただき、
今回は、とりあえず、切れたオイルポンプのチェーンと、
過去の経験から、このエンジンもタイミングチェーンが伸びる症例があり、
また、タイミングチェーンガイドも割れているので、その両方も交換して、エンジンをかけてみる事にしました。

イチかバチか?です…

上記の部品を交換して、エンジンスタート!
文章にすると、展開は早いです。

すると、エンジンはかかり、あの大きな「ガラガラ」異音は消えましたが、
過去に聞いた事がない、あの「ピュンピュン」「キュンキュン」という、大きな音は鳴っています?
エンジン本体の調子は、いいようです。







そして、いろいろ調べていくと、
ターボチャージャー付近から、音が響くという事で、
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↑インテークダクトを抜いて見ると、風車のセンターのナットが外れてました。

そして、ターボのエキゾースト側から見てみると、風車のシャフトが折れて、エキゾースト側の風車はケースに接触していました。

これは、中古のターボチヤージャーが、見つかり交換しました。




ミニヘッド5
↑、これが、今回交換した部品、
大きなタイミングチェーンガイドもバキバキに割れています。

ターボを交換して、再び、エンジン始動
あの大きな異音は無くなりました。








ミニヘッド6
始動後、チェックエンジンが点灯し、エンジンが振動したり、加速不良になったりしたので、
テスター診断、

追加で、O2センサーを交換しました。
また、このBMW系のエンジンは、プジョーやシトロエンにも搭載されているのですが、
とどめにスパークプラグを交換しなければ直りきらない事が多いので、交換しました。

これで、全て解決しました。


今回は、恐らく、タイミングチェーンが伸びたか、タイミングチェーンテンショナーが緩んだかで、タイミングチェーンガイドが割れ、
オイルポンプスプロケットに噛み、オイルポンプチェーンが切れて、潤滑が止まり、
ターボのシャフトが焼付いて折れたのだと思います。

今回の修理方法としては、ちょっと追加部品が発生しましたが、結果としては、最善だったと思います、
最悪のケースは、まぬがれました、
イチかバチか、バクチ的要素があり、修理工場としてはリスクが大きかったです。

事前に説明しているとはいえ、もし、空振りで直らなかった場合は、弊社が修理費用を吸収する覚悟で着工しました。

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ローバーミニ エンジン・ミッション脱着  

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ローバー ミニ

既に、生産終了された車両で、設計は古いですが、
とにかくコンパクトでスペースを有効に使うためレイアウト設計、かなり特殊、ある意味究極な一台です。

現在(特に日本車)、一般的に、合理性・効率性を追求した車(国産ミニバン等)が多い中、
かなりマニアックな車両で、現在でもコアなファンが沢山おられ、車両価値も上がっています。

意外とスポーティで、楽しい乗り味!
レースやラリーにも出場している車両があるほど…








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エンジン・ミッションを降ろすには、フロントサブフレーム・足周りごと、降ろす必要があります。

とにかくコンパクトレイアウト、いろんな意味で、独特な設計

エンジンの前にはラジエターはありません、ミニのアイデェンティであるラジエターグリルから、空気が入り、
エンジンルーム両脇から空気をファンでフェンダー内へ押し出し、ファンの外側に付いたラジエターを冷却します。





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↑補機類も外した、エンジン単体の状態
上の黒い部分はエンジン、下のシルバー部はオートマチックミッションで、上下2階建てです。
(テッサロッサとアイディアは一緒ですね)

オイルは、エンジンとミッションを同じ部屋、、ミッションを切り離すと、クランクシャフトが見えます。

この車両特有のミッションの為、朝一始動時には、暖気というより、
エンジン始動してから、ミッションに油圧がかかるのにタイムラグがある為、3分以上待ってから、シフトレバーを動かす必要があります。
そうしないと、油圧がかかりにくくクラッチの圧着が悪くなり、滑ります
繰り返すと、ミッションにダメージが出ます。
特に、久しぶりにエンジンを始動するときは、長めに暖気しましょう。


コンパクトレイアウトの為か、
↑写真、エンジンの裏側、インテークとエキゾーストが同じ方向の、カウンターフロー






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フロントサブフレームごと、脱着しているので、
アライメント測定・調整を行いました。

ホィールは13インチ、ピットクルーでは特殊です。
ちなみに、前日のアライメント車は22インチ







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今回は、エンジン・ミッション脱着作業とセットなので、
アライメント作業は、サービスとさせていただきました。

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