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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント DSGミッション修理  

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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント DSGミッション修理

DSG(ダイレクトシフトギヤボックス)とは、いわゆるDCT(デュアルクラッチミッション)の事です、


デュアルクラッチミッションとは、フェラーリやポルシェ、アウディやワーゲン、ランボルギーニ、日産GTR等、流行りのミッションです
乗った感じは、従来と比べて、異常にシフトチェンジが早く、シフトチェンジするとタコメーターの針がワープするように動きます。

フォルクスワーゲン社が、一番最初にデュアルクラッチミッションを開発・市販しましたが、

現在、フォルクスワーゲン社には、湿式6速DSGと乾式7速DSGの、2種類があります。
どちらも、シフトレバーには、「DSG」としか、刻印されていません。

当初は、2組の湿式多板クラッチタイプだったのですが、
その後、高出力ではないエンジン用に、ローコスト、軽量・コンパクトな、2組の乾式単板クラッチタイプが開発されました。



その、乾式DSGミッションが、故障が多いようです

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今回の症状は、当初、前進はするが後退はしないでした、
入庫して、試運転すると、前進も後退もしなくなりました

メカトロニクスオイルが漏れていたので、補充して試運転すると、とりあえず、前進、シフトアップ、後退等、異状なく走れるようになりましたが、まだ「シフトインジケーター」は点滅のままです。

再度、テスター診断をすると、オイルプレッシャー不足不良でした。

↑DSGミッション、前方下よりのアングル







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↑メカトロニクスユニットを取外したところ
メコトロニクスユニットオイルとギヤオイルは、別々の部屋で、違うオイルです





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↑この角度から見ると、2組の乾式単板クラッチのレリーズレバーが見えます
オーソゾックスなマニュアルミッションのレリーズレバーとそっくりです

メカニカルギヤのシフトフォークも見えますね







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↑メカトロニクスユニットAssy です。
今回は、メカトロニクスユニット内部の、オイルポンプかアキュームレーターが悪いと思っているので、
メカトロニクスユニットは中古を利用し、基盤だけ移し替える予定です。

ちなみに、部品定価は、
ミッションAssyは、¥778000
メカトロニクスユニットは、¥223000 になります。




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↑メカトロニクスユニットの中古品を流用しているので、分解して、基盤だけ移し替えました。


オイル漏れは、メカトロニクスユニット上部のオーバーフローから、溢れ出るのが原因でした
溢れ出る原因は、アキュームレーターがへたっているか?。油圧ポンプの吸い込み不良?と思います。

乾式DSGは、他にも、クラッチの滑りやジャダー等、違う症状があります。



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category: フォルクスワーゲン

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ポロ 乾式DSG 交換  

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‘09デビューの、現行ポロ(6R)、直列4気筒1200ccTSIエンジン 車です。
フォルクスワーゲン社のTSIエンジンとは、直噴+ターボのダウンサイジングエンジン

ミッションシフトレバーのところには、DSGの刻印
ミッションは、ワーゲン社お得意のDSGのようです。

ミッションには、マニュアル(3ペダルMT)や、オートマチック(トルクコンバーター式AT)、セミオートマ(乾式クラッチ)、CVT(無段階)や、DCT(デュアルクラッチ)等、様々な形式があり、それぞれ、特徴があります。
DSGとは、デュアルクラッチミッションになります。

ちなみに、同じ仕組みのDCTでも、ワーゲンはDSG、アウディはSトロニック、ポルシェはディプトロニックと、読み方が違います。

デュアルクラッチミッションとは、メカニカルギヤタイプのミッションに、クラッチ部が2組あり、それぞれが、奇数ギヤと偶数ギヤを担当し、交互に入れ替わり、シフトチェンジが行われる仕組みです。

昔から使用されてきた、一般的なATは、トルクコンバーター式で、クラッチ部は向い合せの扇風機があり、エンジン側の扇風機が回れば、ミッション側も回される仕組み、実際には、そのファンもう少し複雑で、ファンの間はオイルで流体にて伝達されます。
ギヤシフト部は、AT特有のプラネタリーギヤと数組の湿式多板クラッチの組み合わせによって、シフトチェンジします。





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今回の修理は、ミッションの取替となりました。

車両前、向かって右が、今回交換するミッションです。

ほぼ、一般的な、FF車のマニュアルミッションと同じような、大きさ、形です。




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ミッション交換には、↑ここまでの作業が必要になります。

フロントバンパー、ヘッドライトを外し、フロントセクションユニット(ラジエター類+コアサポート)Assyを外してから、
エンジン・ミッションを降ろし、ミッションを切り離す作業になります。





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↑取り外したミッションです。
あれ…?
DSGと聞いてたのに、マニュアルクラッチのような形の、クラッチ部です。

ん…、乾式クラッチなので、セミATかと思いました。

弊社では、初めての経験ですが、乾式7速DSGミッションです。


デュアルクラッチミッションを、世界で初めて生産した、フォルクスワーゲン社ですが、
DTCとは、一般的に、クラッチ部は、2組の湿式多板クラッチになっています。

今回の、ポロは、クラッチ部が、2組の乾式単板クラッチになった、デュアルクラッチミッション、DSGです。

湿式と乾式の違いは、
湿式6速DSGの場合、クラッチ部に湿式多板クラッチを使用する為、摩擦で発熱量が多く、6.5リッターのDSG専用オイルを使用します。
乾式7速DSGの場合、クラッチ部は、乾式単板クラッチを使用する為、マニュアルミッションのようなメカニカルギヤ部に1.7リッターのマニュアルギヤオイルとバルブボディ(メカトロニクス)部にDSGオイルを入れることになります。

湿式DSGは、ハイパワーエンジン向きで、スムーズな伝達、摩耗に対する耐久性も高いです。
乾式DSGは、低排気量エンジン向けで、軽量+コストダウンですが、ジャダーが出やすいようです。







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乾式DSG、別アングルから、
黒いオイルパン部は、バルブボディ(メカトロニクス)部です。





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その、メカトロニクス部とクラッチ部の間を見ると、

マニュアルクラッチと同じような、レリーズレバー+スプリングが見えます。
レリーズレバー2組あり、メカトロニクス部からの油圧にて、2組の乾式単板クラッチを交互に操作しています。
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ゴルフ、タイミングチェーン伸び  

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チェックエンジン警告点灯!

早速、テスター診断・エンジン各部点検!
カムポジションセンサー不良、故障メモリー有り

カムポジションセンサーを交換しても、直らない可能性がありますが、
カムポジションセンサー自体も故障率が高く、価格も安いので、交換してみます。

事前に充分ご説明させていただき、ご了承のうえ、
カムポジションセンサーを交換しました。


結果は、アウトでした。


http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
↑以前にも、何度か紹介した。
タイミングチェーンが伸びて、クランクシャフトとカムのタイミングがずれている、可能性があります。



↑写真
右フロントタイヤを外したところ。

タイミングが正確か? 確認の必要があります。

クランクシャフトを回し、一番シリンダーのプラグホールにマイクロメーターを差し、上死点をセットしているところ!







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↑一番シリンダーのプラグホールにマイクロメーターを差し、ピストンの上死点を探します。







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↑エンジン後ろ、
カムチェーンスプロケットの反対側の、
カムシャフトの後ろ側が見えています。

黒い手袋で持っている物は、カムタイミング用の専用特殊工具、
前出の、上死点時に、この特殊工具がきれいに、はまらなくていけません!

二つのカムシャフトの中心線より、合わせ穴が、お互い少し下にあるのが正常です。

現車は、完全にずれていますね
アウトです。





このエンジンは、ゴルフをはじめ、ワーゲングループの他の車種にも多く採用されています。
元々、生産台数も多く、徐々に年式も経過してくるので、これから、もっと続出してくるでしょう。

最悪、バルブとエンジンが当たり、始動不能になります。
エンジン本体の修理でもあり、費用もかかります。

年式が経過してくると、車両価値にもかかわってきます。

この件に関しては、乗り方やオイル交換等、対策はありません。
唯一の対策は、チェックエンジンが点灯すると、エンジン不調等症状が確認できなくても、
早めに、整備工場に入庫することです。
そうすると、最悪のバルブとピストンが当たる前に、修理が出来ます


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ゴルフ ドアロック不良  

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↑フォルクスワーゲン ゴルフⅤ

今回の修理は、運転席ドアロック動作不良

セントラルドアロックの電気式マグネットアクチュエーターの動かないです
よくある故障の一つで、ドアロックAssy交換になります。


この ゴルフⅤのドアの仕組みがキテレツでした。
通常ドアの内部の部品交換や修理は、ドアの内張りを取り外すのが一般的ですが、
ゴルフⅤは、鉄製の外板パネルを取り外す仕組みです。
外板パネルは周りをビス止めされています。
ちなみに、スマートもこれと一緒の仕組みでしたが、スマートの外板パネルは樹脂製、樹脂の弾力性を利用して、上下でひっかける仕組みでした(この樹脂製がくせもので取り外し時、経年劣化で割れることがあります)






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通常のドアとは、逆の発想ですね





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ワーゲン ドアロック不良  

フォルクスワーゲン ゴルフⅴ(ファイブ)

右リヤドアが、外からも内側からも開けることが出来ない症状

右リヤドアロック不良ですね

これは困ります
どんな車でも、通常ドアロックの交換は、ドアを開けた状態で、ドアの内張りを外し、パワーウィンドウレギュレーター等を外してから、ようやくドアロックを交換します。

今回のように、外からも内側からも開けることが出来ない場合、
通常ドアを開けた状態で内張りを外すように出来てるので、まず素直に内張りが外せません。


場合によっては、ドアパネルや内張りに穴を開けて、ドアロックを解除することもあります。
車によって、被害(破壊する部品代)を最小限にする方法を考えます。


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↑今回は、リヤシートを外してから、なんとか、ドアの内張りが外れました。

この状態から、ドアパネル内側鉄板をホールソーで穴を開け、
ハンマーとマイナスドライバーで、ロックを破壊し…



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めでたく、開くことが出来ました。
ここまで、開けるだけで作業時間3時間かかっています。

被害は、ドアパネルの内側に穴を開けたので、追加部品交換無しです。





ちなみに、弊社のここ1週間で、ベントレーとカイエン、ゴルフと、ドアロック交換3台目です。
最近のワーゲングループは、ドアロックが弱いのでしょうか?

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