FC2ブログ

ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

メルセデスベンツ、7速AT修理  

メルセデスベンツS550(W221)、ミッション不具合での入庫

入庫後、テスター診断、ミッションの項目で特に問題なく、
早速、試運転、普通に走り、全く問題なくシフトチェンジもします

しかし、約30分試運転後、突如滑りはじめ、路肩に止めると、前に後ろにも全く動かなくなりました。

弊社の積車トラックにて救援


ミッション本体内部の不良で間違えないと思いました。
恐らく、機械的にミッション内部のクラッチ滑りに間違えありません。


IMG_2589.jpg
いつもならば、即、ミッションを降ろし、バラバラにするところですが、
おおよその修理代を見積もりするため、もう少し調べます。

↑とりあえず、ミッションオイルパンを取り外し、ミッションオイルの状況、スラッジ、鉄粉、キリコ、水分混入等がないか?を点検します。




IMG_2586_20200502172649d1e.jpg
↑かなりの鉄粉の量です。
これは、ミッション内部で、何か鉄と鉄がこすって削れている物です。

黒く丸い6個の物体が、ウニのようになっています。
これは、鉄粉を吸引するための、磁石です。






IMG_2587_20200502173011285.jpg
試運転の最初は問題なく、約30分後全く動かなくなった原因は、
恐らく、約30分走ると、ミッションオイルエレメントが吸引によって、ろ紙の目が、鉄粉で詰まって、オイルが供給されなくなるのだと思います。
そして、しばらく停車しておくと、オイルエレメントの目が緩み、再び、正常に走り出すのだと想像します。

という事は、1速から7速まで正常に動作していることにもなります?…  





弊社の、ミッション修理方法は、現物をフルオーバーホールして、現品修理します。
なので、ミッションAssy交換よりは、はるかに安価にて提供できますが、
毎回現物修理の為、内部の故障個所によって、若干修理費用が変動します。
修理依頼者に、充分ご説明し、概算見積もりをご提案して、着工します。




IMG_2591_202005021730303c9.jpg
早速、ミッションを降ろして、全バラ状態にします。




IMG_2590.jpg
↑これがミッション本体内部を全バラにして、並べた状態
この中には、鉄と鉄がこすり削れたところは見当たりません。

なので、コンバーター内部の異常だと想像します。

異常に多い鉄粉の量です。
各部分解し、また、各湿式多板クラッチのピストン内まで分解し、洗浄する必要があります。





修理の工程は、省略して
(ミッション内部の修理過程を御覧になりたい方は、当ブログのバックナンバーを見ていただければ確認できます)

CIMG5501.jpg
↑今回、交換した全ての部品です

左上の、思いっきり削れている部分は、トルクコンバーター内のロックアツプクラッチ
今回の、鉄粉が大量に出た、原因で間違えありません。

左下のクラッチは、ミッション本体内部のK2クラッチ、フェーシングが摩耗していました。

右の部品は、対策前のオイルポンプと、Оリング等各シール部品


今回は、全て組上がり、試運転して異常がないのを確認してから、
再度、ミッションオイルチェンジャーにてオイルを循環しながら交換して、最後に再度オイルエレメントを交換しました。

出来れば、いったん納車してから、再度、ミッションオイルとオイルエレメントを交換したほうがいいでしょう。





ロックアップクラッチとは、トルクコンバーター内のふたつのファンを使った流体クラッチだと、常にスリップロスがある為、
ふたつのファンの回転数が同じになってから、ロックしてリジットにするものです。
なので、冷間時からのスタートで、一般道での試運転では、1速から7速まで普通に走行して、調子が良かったのです。



スポンサーサイト



category: ベンツ S、CLクラス

tb: 0   cm: 0

221 インマニ修理  

CIMG5329.jpg

メルセデスベンツS550(W221前期)、

チェックエンジン警告点灯にて、入庫
故障メモリーは、①タンブラーフラップ不良と②サーモスタット不良でした。

テスターで、タンブラーフラップを「操作」してみても、動かないことを確認
次に、目視で、点検するも、いつも割れている、リンクロッドは正常に見えます。
バキュームアクチュエーターのホースをバキュームテスターで吸うと、正常動作を確認

バキュームおよびリンクロッド等、機械的動作は問題ないので、電気的故障です



↑タンブラーフラップ点検の為、インテークマニホールドを取り外したところ


CIMG5327.jpg






CIMG5330.jpg
インテークマニホールドを前より見たところ

バキュームにて動作するアキュームレーターが二つあり、伸び縮ぢして、リンクロッドが動作します。
↑正面に見える、黒いプラッスチック製のリンクがよく割れるのですが、今回は問題ありません。



CIMG5338_2020022217292189e.jpg

↑今回は、この配線とバキュームバルブが不良でした。
前説の故障率が高いリンクロッドも含め、今回の配線・バキュームバルブも単品供給がなく、
原則として、インマニAssy(¥280800)の交換になります。

今回、弊社にインマニの中古品があったので、上記の部品のみ交換しました。
ちなみに、故障率の高いリンクロツドの交換は、社外品がありました


今回のブログで記載したかったのは、メーカーや車種によって、故障率が高いところがあるのですが、
年式や距離がかさむと、それまでの経験とは違うところが故障します、頭を切り替えて診断する必要があります。




CIMG5328.jpg
↑エンジンハーネス側の配線カップラー部も、熱と経年劣化により、ボロボロになっていました。
現物修理しました。

category: ベンツ S、CLクラス

tb: 0   cm: 0

S550 エンジン組み立て  

CIMG4588.jpg

S550(W221後期モデル)、
ラジエーターサブタンクにオイルが混入する症状

左右エンジンヘッドガスケットの交換になります。

(別件ですが、走行距離から懸念されていた、
Vバンクセンターのアイドルスプロケットの摩耗による、カムスプロケットのずれはありませんでした
やはり、後期モデルだから、対策されているのでしょうか?)


ヘッドガスケット交換には、エンジン脱着する必要があります。






CIMG4592.jpg

ファンベルト切れの跡があったので、ファンベルト切れでウォーターポンプ停止による、オーバーヒートが原因だったと思います






CIMG4594.jpg

category: ベンツ S、CLクラス

tb: 0   cm: 0

W222 考察  

<S400h.jpg
メルセデスベンツS400h(W222)
現行Sクラスのハイブリッドです



CIMG4770.jpg
今回は、ミッションオイルパンパッキンからのオイル漏れ修理です。

↑ミッションオイルパンを外したところです。(向かって左がフロント方向ですね)
よく見ると、エンジンとミッションの間にオレンジの太いハーネスが見えます。
ハイブリッド用のハーネスで、万国共通ハイブリッド関係はオレンジ色です
エンジンとミッションの間に、ハイブリッド用のモーターがあります

ミッション下に大きな黒いプラスチックの物体は、ミッションオイルエレメント!
よく見ると、オイルエレメント後方に、見慣れない丸いモーターが付いています
電動オイルポンプです。
アイドリングストップ時に作動するのでしょうか?



S400h2.jpg
↑ミッションオイルエレメント!オイルエレメントも交換します
よく見ると、吸い込み口が2か所あります
前は通常の機械式オイルポンプ用、後ろは電動オイルポンプ用です

ちなみに、ミッションオイルは青色です。




CIMG4768.jpg
↑外した、ミッションオイルパンです
真ん中付近に、円柱形の筒状の物が見えます。
最近のミッションは、レベルゲージステックはありません
ミッションオイルの充填は、この筒の下のドレンより圧送して注入してからエンジンスタート、
エンジンスタートするとオイルはポンプで吸われるので、レベルが下がります
さらに、オイルを下から圧送注入します。
ミッション油温が上がると、膨張してミッションオイルレベルは上がります
油温40℃で、ドレンを閉めて終わり

つまり、この筒状の上のラインが、オイルレベルラインで、シビアな調整が必要です


ちなみに、オイルパン下に棒があります。
これは、ドレンを開けてから、この棒を突っ込むと、筒状の物が中で抜けて、オイルがドレン近くまで抜けるので、
オイルパンを外しやすくするものです




CIMG4771.jpg
↑写真向かって左が、フロント方向
前から、黒いハニカム模様の黒い物は、プラスチック製エンジンオイルパン、 
その後ろ、パワステギヤボックス、完全電動パワステです
ミッションは、多段化で、9速トロニック
ミッション後方、ミッションマウントブラケット、かなり大型で頑丈そうです、
これは、プロペラシャフト及びマフラー用のセンタートンネルがあります。
モノコックボディで、ここのフレーム補強すると効果的なので、このような大型ミッションマウントブラケットになっています

この辺は、最近の流行りですね

category: ベンツ S、CLクラス

tb: 0   cm: 0

エアコンリフレッシュサービス  

CIMG4359.jpg

メルセデスベンツ、マイバッハ

ゴールデンウィーク前、急に暑くなり、クーラーの効きが悪いので、入庫になりました。

運転手付きのお車です。

初年度登録は平成27年2月、現在の走行距離は36028km
運転手付きのお車は、待機の時間もあり、走行距離より、実際のエアコン稼働時間は長い可能性があります




CIMG4362.jpg

早速、エアコンリフレッシュサービスを施工しました



CIMG4364.jpg

↑今回の結果は、
クーラーガスの規定量は770gで、回収したガスは553gだったので、充填率は72%でした。
つまり、本来のクーラーの能力の72%だったと思います。

また、同時に、エアコンエアフィルターを交換しました。
通常、エアコンエアフィルターは、15000kmで交換をお勧めします。

今回のお車は、36000km走行で、一回も交換していなかったようです。
風量もアップして、ブロアモーターの音も静かになりました。





category: ベンツ S、CLクラス

tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック