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ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

エアコンリフレッシュサービス  

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メルセデスベンツ、マイバッハ

ゴールデンウィーク前、急に暑くなり、クーラーの効きが悪いので、入庫になりました。

運転手付きのお車です。

初年度登録は平成27年2月、現在の走行距離は36028km
運転手付きのお車は、待機の時間もあり、走行距離より、実際のエアコン稼働時間は長い可能性があります




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早速、エアコンリフレッシュサービスを施工しました



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↑今回の結果は、
クーラーガスの規定量は770gで、回収したガスは553gだったので、充填率は72%でした。
つまり、本来のクーラーの能力の72%だったと思います。

また、同時に、エアコンエアフィルターを交換しました。
通常、エアコンエアフィルターは、15000kmで交換をお勧めします。

今回のお車は、36000km走行で、一回も交換していなかったようです。
風量もアップして、ブロアモーターの音も静かになりました。





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category: ベンツ S、CLクラス

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63NAエンジン 異音 カムアジャスター  

今年の上半期は、M156エンジン(V8 6200ccNA AMG専用)の修理が多かったです

M156エンジン、今後出てこないであろう、大排気量NA、AMG専用エンジン
素晴らしい名機だと思います

しかし、エンジン本体の故障が多いですね
・カムアジャスター交換
・カムの摩耗にて、カムシャフトとハイドロリフター交換
・ヘッドボルト折損の為、ヘッドガスケット抜け、シリンダー内水入り
・ピストン割れにて、エンジンAssy交換
・インマニ内割れ
どれも、このエンジンの定番修理です。



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今回は、カムアジャスターの交換です。
油圧にて、カムスプロケット部を進角させる機能するところです。
この作業も、このエンジンでは定番ですね






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カムアジャスター交換の際には、カムシャフトを固定する、専用工具が必要です




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今回交換した、カムアジャスターです


名機なんですけどね~




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63NAエンジン 異音  

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タイトルは「63NAエンジン」となっていますが、
今回の修理車は、正確には、M156エンジン

それまでのAMGモデルは55と呼ばれ、V8 SOHC 5500cc+スーパーチャージャーの500馬力が、メインだったのですが、
その次のAMGモデルは63と呼ばれ、V8 DOHC 6200cc NAの525馬力、M156エンジンがメインとなりました。
現在のAMGモデルは同じ63と呼ばれていますが、V8 DOHC 4000cc+ツインターボの612馬力、M177エンジンがメインとなっています。

なので、M156エンジンは、先代のAMG主力エンジンとなりますが、
通常AMGエンジンは、メルセデスの標準モデルのエンジンをベースに、パワーアップしているところ、
この、M156だけは、先にも後にも、エンジンブロックまで、AMG専用エンジンとなっています。
また、エコとは無縁の6200cc大排気量NAというのも、ダウンサイジング全盛の現在では今後誕生しない、最後のエンジンになるかもです。


この、AMG専用の名機M156エンジンが、タペットのような異音にて、入庫です。










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異音は、右バンクから聞こえました。
早速、ヘッドカバーを開けてみました。

右バンクインテークカムシャフトが削れています。
異音の原因はこれですね。


`80年代、560SELも、右バンクのカムシャフトの山が摩耗しました(僕も古いですね)
歴代メルセデスは右バンクの油圧ラインに問題があるのでしょうか?

恐らくエキゾースト側は斜めの下なので油溜まりがあるので、セーフだったのかも









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右バンクインテークカムシャフトの拡大
見事に、山が削れています



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カムシャフトを外すと、ハイドロリフターにも削れて穴が開いています




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右バンクインテークカムシャフトとハドロリフター8個の、交換になりました。




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M156エンジンにこの症状多いですね。
予防対策としては、通常よりも意識して、エンジンオイル管理をすることでしょう

M156と言えば、この他にも、ヘッドボルトは緩み・折損したり、
名機とはいえ、手間がかかるみたいです

ちなみに、6200ccなのに、「63」エンブレムは、往年のAMGから継承されたものです。

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ベンツ 7速ATミッション修理  

メルセデス・ベンツの、現行主力ミッションである、7速電子制御オートマチックミッション(722.9)です。

今回の症状は、「走行中一時的に、吹け上がり(滑り)、加速不良になった。」
よくある症状です。

入庫後、試運転、症状確認できず
テスター診断、ミッション各部点検
タービン回転数センサー(n1)不良 故障メモリーあり

やはり、症状を聞いた時の予測通り、回転数センサーの不良でした。



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ミッションオイルを抜いでから、オイルパンを取り外し、
バルブボディを取り外しました。

↑上の写真、向かって左がバルブボディ、その上がソレノイドバルブ、向かって右がミッションコントロールコンポーネントです。

今回の問題は、写真向かって右のミッションコントロールコンポーネント(通称基盤)

写真で、ミッションコントロールコンポーネントの向かって左が車両前方になります。
ミッションコントロールコンポーネントの前方(左)に、四角く囲ったように見えるところがあります。
この部分は、ミッションコントロールユニットです。
ミッションのコンピューターは、熱いオイルの中に浸かっているのです。

ミッションコントロールコンポーネントは、ミッションコンピューター(VGS)+エレクトロニックプレートになります。

エレクトロニックプレートの中央に、白く丸い物体は浮き、レベルセンサーです。
その前に、ボタン型の黒く丸い部分が2個、今回問題の回転数センサー
そして、一番後ろにもう一つ回転数センサーがあるので、合計3個の回転数センサーが付いています。






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↑ミッションコントロールコンポーネントを裏返したところ

写真向かって右が前方、
四角く銀色の部分が、ミッションコンピューター
その後ろの丸い部分が、回転数センサー(インプットプットシャフトとアウトプットシャフトの回転数)
そして、一番後ろにも、丸い回転数センサーが付いていて、合計3個回転数センサーが付いています。

ミッションコントールコンポーネントの部品定価は66300円
今回は回転数センサーが不良なので、通常ミッションコントロールコンポーネントAssy交換になります

しかし、最近、ミッションコントロールコンポーネントは、セキュリティパーツ指定になり、外販不可、
今までのように部品商からの供給が一切なく、
また、ヤナセからも部品のみでの販売が不可能で、ヤナセでの作業が前提条件でのみ、購入可能になりました。

ちなみに、ヤナセで作業してもらうとしたら、約18万円から28万円になります。
18と28の違いは、基盤のみの交換か?バルブボディAssyでの交換が必要か?です。
現車についている、バルブボディの現品番号を確認して、
基盤のみの交換か?バルブボディAssy交換か?判断してもらいます。
年式の古い車両は、バルブボディAssyで交換指定になっている場合が多いです。






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↑銀色の四角い部分は、ミッションコントロールユニット
その後ろに、今回問題の回転数センサー、3極のプリント基板が見えます

今回、ミッションコントロールコンポーネントが一般部品供給不可能部品になった事もあり、また、コストダウンの為、
初めて、この回転数センサーのみ単品交換にチャレンジしてみました。

チャレンジする際に、弊社の倉庫にある、バルブボディの中古を分解して、取替の練習をしました。





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↑回転数センサー単品
最後部の回転数センサー以外だったら、単品交換できます。

一時的に、ミッションが滑ったことがある(エンジン回転数が吹き上がる)という症状で、
故障メモリーが回転数センサーの場合、前の2つの回転数センサーのどちらかがメモリーされている事が多いです。

この現物修理の方法で、ミッションオイルやオイルエレメントも含めて、全部で約10万円です。


また、同じような症状でも、故障メモリーを確認して、前記と違う場合は、やはり、ミッションコントロールコンポーネントAssyまたは
バルブボディAssyを交換しなければならない場合もあります。

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S600 V12 エンジン脱着 オイル漏れ修理  

S600(W221)、V12、5500ccエンジン

V12エンジンは、最高級ラグジュラリーセダンから最新スポーツカーまで、搭載され、
どのメーカーも、V12エンジンは別格扱いされコストがかけられています。

ベンツでも、V12エンジンは、ほぼ同じ外観で車両価格がかなり高くなる為、現在受注生産扱いされ数が少なく貴重です。


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今回のS600の入庫は、オイル漏れ修理のご依頼でした。

オーナー様は、今回、初めてのお付き合いで、入庫された時、即リフトアップしてアンダーカバー等を取り外し、一緒に車体の下を点検確認しました。

オイル漏れ箇所は、定番のエンジンのリヤクランクシールと5速ATミッションのハーネスカップラー部、それから、エンジンオイルパンの上層とブロックの間よりの、オイル漏れでした。

オーナー様と一緒に、車体の下のオイル漏れ箇所を確認してから、
事務所で、修理方法と、修理工数(時間)と部品代を調べて、概算の見積もりをお伝えしました。


また、オーナー様は、徐々に症状が悪化しているので、気づかれていませんでしたが、
ABC(アクティブボディコントロール)ポンプからの、独特のうなり音と振動があったので、追加で、ABCダンパーを交換をお勧めしました。
これで、V12本来の静かで振動が少な、シルキーなフィーリングがよみがえります。



修理方法については、当初の見積もり時は、マニュアル通り、ミッションを降ろしてリヤクランクシールの交換と、フロントサブフレームを降ろしてオイルパン上層を降ろしてシールの交換をする予定でしたが、
今回、着工時に、ミッション降ろす作業があり、エンジン単体で降ろした方が早くて簡単という結論が出て、
↑の写真のように、エンジンを降ろすことにしました。





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↑マフラーとドライブシャフトを取り外し、ミッションを降ろしてから、V12エンジンを降ろしました。




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↑今回は、工場の天井チェーンブロックにて、釣り上げました

弊社は、同じ業者様からの修理が多いからか、一年通じて、エンジン脱着やミッション脱着修理が多いですね。





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↑、これが問題のオイルパンです。
ベンツは昔から、オイルパンを上層と下層の2段式にしていて、下層と上層の間のシールのオイル漏れは多いのですが、
今回は上層のオイルパンとエンジンブロックの間よりオイル漏れしていました。






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↑これは、定番のエンジンクランクシャフトのリヤシールの交換、
写真、左下に見えるのが、クランクリヤシールカバー
この、クランクリヤシールカバーにクランクシャフトリヤシールが取り付きます。

リヤシールの部品代は安価ですが、これを交換する為に、ミッションの脱着が必要です。
実は、クランクリヤシールのオイル漏れより、クランクリヤシールとエンジンブロックの間の液体パッキンからの漏れの方が多いです。





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↑エンジンの左右にあるターボです。
よく見ると、ターボの上下には、2本ずつのパイプが取り付いています。
ターボのシャフトの、潤滑用のエンジンオイルパイプと冷却用のクーラントパイプです。

なぜか、このクーラントパイプの継ぎ目は、ゴムのОリングです
こんな高温になる箇所なのに?

今後、このОリングからクーラント漏れがある場合は、
この数百円のОリングを交換する為に、エンジンを降ろさないと交換できません。

今回エンジンを降ろしたついでに、少し漏れた形跡もあったので、追加で、このОリングを交換させていただきました。






ちなみに、左右にかけているスタンドは、エンジンマウントを外して、エンジンマウントのブラケットにかけています。
このエンジンマウントは、先代のW220後期のV12ツインターボエンジンの初期モデルは、エンジンマウントの上の取り付けボルトは、ブラケットの上からボルトが留めてあり、エンジンを降ろして出ないと緩めませんでしたが、
途中から、ブラケットとマウントの間にプレートを取り付け、下からボルトが留まり、エンジンを降ろさなくても交換できるようになりました。

↓追記











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