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ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

エスカレード エンジン修理  

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`07 キャデラック エスカレード

Ⓐオイル漏れ(過多)修理 と Ⓑチェックエンジン警告点灯および横滑り警告点灯 での入庫
最近、中古車で販売した車両でした。

Ⓐオイル漏れは、かなりの量が漏れていて、信号待ちで青い煙がモクモク出るぐらいでした。
クランクシャフトシールのフロントとリヤ不良と、オイルパンパッキン、エンジンブロックパッキン不良です



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↑ Ⓐクランクシールリヤを交換するには、ミッションとトランスファーの脱着が必要ですね












今回問題は、Ⓑチェックエンジン警告点灯および横滑り警告点灯 でした。

テスター診断すると、カムポジションセンサー不良の故障メモリーを確認しました。
見積り無しで、カムポジセンサーのみ交換してみましたが、改善ならず、
本当に、クランクとカムがずれている可能性があると考えられます。
カムシャフトタイミングアジャスター(カムスプロケット)不良かと思いました。
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↑アメ車得意のOHVエンジン!
クランクシャフトの上にカムシャフトが1本あり、プッシュロッドとロッカーアームを介して左右バンクのカムを動かしています。

↑エンジンのフロントカバーを外して点検すると、最近カムシャフトアジャスターを交換した形跡がありました

ガーン! 
ショックです






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↑エンジンを降ろして分解する事にしました


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↑降ろしたエンジンの補器類を外し、エンジンスタンドにかけて分解していきます

アメ車の、6.2リッターV8OHVエンジンも美しいです






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↑ヘッドも外していきます
OHVはヘッド外すだけの場合は、タイミングを気にしなくていいので、作業性はいいですね



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カムシャフトも抜きました



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エンジンを上下ひっくり返して…


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↑クランクシャフトも取外しました

黄色いバンドは、クランクシャフトを外しても、ピストンが落ちないように、固定しているだけです



一般的の修理工場で、エンジンの脱着またはヘッドガスケット交換まで、作業することはありますが、
クランクシャフトを抜くところまでの修理は少ないですね


ここまで作業して、ようやく、Ⓑチェックエンジン警告点灯の修理が完了しました。
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category: アメリカ車

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エスカレード ミッション修理  

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キャデラックエスカレード(`07 170000km)、ミッション不調での入庫です

症状は、2→3速時に滑りと、時々バックしなくなる でした。

早速試運転、2→3速時の滑りは、症状が確認できました。

テスター診断、ミッション各部点検
ソレノイドバルブ2不良 という、故障メモリーが現在値で確認されました。
故障メモリーをクリヤーしてから、試運転しても、すぐに、ソレノイドバルブ2不良の故障メモリーが入ります。

オートマチックミッションは、セミオートマやデュアルクラッチミッションに比べて、複雑です
例えば2速が、K2クラッチではありません。
プラネタリーギヤがあり、そのどこを固定するかで、違うギヤ比を作っています。
複数組の湿式多板クラッチがあり、その内いくつかの締結の組み合わせで、変速を作っています。





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チャート図を調べると、ソレノイドバルブ2は、2→3、バック時にかかわっています。
ソレノイドバルブ2の故障メモリーが現在値で消えないので、怪しいことになります

ソレノイドバルブ2のみの部品供給はなく、全てのソレノイドバルブとコントロールユニットのセットになります。



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↑オイルパンとオイルエレメントを取り外したところ
バルブボディが見えます。
コントロールソレノイドボディは、バルブボディに付いています。
ミッションを降ろすことなく、交換することが出来ます。






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↑これが、今回交換する、コントロールソレノイドボディAssyです
ミッションのコンピューターなので、もちろん新品は白紙です、コーディング(初期設定)が必要になります。


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交換後、試運転をしました。
症状は改善されず、むしろ、作業前より症状が悪くわかりやすくなりました。

再度、テスター診断すると、現在値で消えなかった、ソレノイドバルブ2の故障メモリーは消えました。
ソレノイドバルブ2も悪かったものと思います。


着工前に充分にご説明させていただいていましたが、追加で、ミッション本体のフルオーバーホールが必要になりました。











↓追加作業、
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ミッションを降ろし(大型SUV4駆なので大変です)、
早速、ミッション本体を、全て分解、クラッチ滑りの原因を探します。





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↑赤い矢印のクラッチ、フリクションプレートが真っ黒、スチールプレートが焼けて変色しています。
このクラッチが滑った原因を探します。





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↑このドラム本体にクラックが入り、油圧がリークしていました。




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↑ドラムの中のピストンは異状なしです。

オートマチックミッションは、複数組の湿式多板クラッチがあり、その締結する組み合わせで変速を作り出しています。
このドラムの中に、2組のピストンとクラッチがありました。

ソレノイドバルブ2が作用すると、このドラム中に油圧がかかり、ピストンを動かし、クラッチを圧着させますが、
今回、そのドラムにクラックが入り油圧下がり、クラッチの圧着が弱くなり、滑りました。
(通常は、ピストン側のゴムシールの劣化による油圧リークが多いです)


オーバーホール修理後の試運転は、
どこでシフトが変速しているかわからないほど、ウルトラスムーズになり、完璧な仕上がりになりました。





そういえば、ATミッションのフルオーバーホールは久しぶりですね。
以前は、2か月に1台ぐらいのペースであったほどです。
最近では、1年に1台か2台程度…
それほど、最近はATミッションの故障率が低くなりました。

替わりに、アウディのデュアルクラッチミッションの修理が多い気がします。



↓追記
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リンカーン タウンカー クーラーが効かない  

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`98 リンカーン タウンカー
約20年前の車両、雰囲気がありますね

今回は、クーラーが効かない症状
最初に、クーラーガスの真空引きと規定量充填を行いました
クーラーガスメーターを見ると、クーラーシステムに異常なしです

それでは、ヒーターバルブが開きっぱなしなのか…? 

次に、テスター診断
エアコンミクスチャーフラップ不良の故障メモリーを確認

室内のクーラーエバポレーターがよく冷えていても、
オートエアコン温度調整の為、ミクスチャーフラップで、ヒーターラジエターの熱風と混ぜるのですが、
その機能が動作不良か?


ミクスチャーフラップモーターの動きが悪いのか?

それを確認するには…
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ダッシュパネルを降ろす必要があります

ダッシュを降ろすとエアコンユニットが見え
エアコンユニットの上部に、ミクスチャーフラップモーターが見えます

ミクスチャーフラップモーターを取外し、ミクスチャーフラップの軸を動かすと、プランプラン



ミクスチャーフラップを直すには、エアコンユニットを取外す必要があります
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エンジンルームと室内の間の隔壁が見えますね



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エアコンユニットを取外し、分解しました

写真左から、外気内気ブロアモーターで吸い込み→エバポレーターとヒーターラジエターの風をミクチュチャーします


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ミクスチャーフラップの軸が割れていました
ここまで分解しなければ、見えません

発注しても生産終了品なので、
現物を強力な接着剤で固めて、修理しました

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キャデラック   

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現行のキャデラックが2台揃ったので記念撮影
各所に共通性のあるデザインです

この2台が凄くいい車!
なぜ、日本でイマイチか?

ルックスもいいし、インテリアもいい、乗り味や装備・機能性、ナビ等の使い勝手もいい
ヨーロッパの車と比べて、割安感もあります

個人的には、
日本の消費者は、長く車を選択しているので、もっと車を見る目があってもいいのでは?
もっと売れてもいい車と思います。








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キャデラックCTS-Vの方は、当ブログの、
2017.07.18.
http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-371.html
で、紹介しましたが、

今回は、現行エスカレード!
まず、乗り味が先代と比べて、ガラッと変わりました。
人気のある現行のアルファードがかなりしょぼく見えます
先代までは、長らく続いた、大きく重たいアメ車SUV特有のフワフワ感やダルなところもありました
現行では、乗り味がシャッキとして高級感があり静か、乗ってすぐわかります。
絶妙なバランス、純正のタイヤホィールを崩したくないくらいです

リフトアップしてみると、フロント足廻りが、先代までの古臭さから、アルミのロア・アッパーアームで全て一新されています

また、内装も、ナビ周りや装備も、現行キャデラックCTSと共通のデザインと使い勝手






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category: アメリカ車

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フォード エクスプローラー ミッション修理  

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フォード エクスプローラー
ミッション不調修理

ソレノイドパックのみの交換で直るか? 悩みましたが、
今回は、明らかにミッション本体のオーバーホールが必要と判断して、着工しました。

↑ミッションを降ろしたところ
エクスプローラーは4駆なので、ミッションの後ろにトランスファーがあり、重たくてバランスが悪いので、2つのミッションジャッキーと3人がかりで降ろしました。

↑ミッションの後ろにトランスファー、黒いシャフトはトランスファーよりフロント駆動の為のドライブシャフトです。




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ミッションはl、フォード内製5AT(5R55W)

とりあえず、全バラ、
ミッション横に大きなピストンがありバンドクラッチがあるので、懐かしい感じですね

↑写真は全バラご、ミッションケースを丸ごと洗浄しているところ







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ばらしたクラッチやピストン、シャフトやギヤです。






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バルブボディ等です


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大きなオイルパンとオイルエレメント
ソレノイドパックが見えています



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ミッションスタンドにかけ、くるくる回しながら、組み付けていきます


無事、一発で直りました。

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