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ピットクルー ブログ 2

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アウディ DSG(デュアルクラッチミッション)修理  

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アウディA6 3.0T ミッション不調
「バックしない」症状で入庫です。

いわゆる、アウディ的にいうと、Sトロニック、DSGですが、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)です

最近アウディのミッション修理多いですね、弊社で年間10台以上あると思います。

逆に、最近一般的なトルクコンバーター式のオートマチックミッションの修理は少なくなりました


今回、この症状は、弊社では初めてでした。
DCTはいろんな症状があります。

とりあえず、テスター診断
「ギヤアクチュエーター1がアジャストできない」という、故障メモリー
しかも、現在値でクリヤーしても、出来ませんでした


最近流行りの、メカトロニクスリペアキット交換の可能性があると思いましたが、
そのメカトロニクスリペアキットには、クラッチソレノイドバルブは含まれますが、ギヤソレノイドバルブは含まれていません。

今回、ギヤソレノイドバルブ1が不動不良の可能性があります。



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↑早速、メカトロニクスを取り外しました
上方向に立ち上がって、4つ並んでいるのが、ギヤアクチュエーター

デュアルクラッチミッションとは、2組の湿式多板クラッチとメカニカルギヤボックスがあります。
ギヤアクチュエーターとは、ギヤボックスの中のギヤを、入れたり抜いたりするものです。

↑今回の故障メモリーは、「ギヤアクチュエーター1」だったので、テスト確認の為、この縦に並んだギヤアクチュエーターの一番下と上のソレノイドバルブを入れ替えて、組み上げ試乗しました、結果は同じでした改善されませんでした。


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↑メカトロニクス、別方向アングルから、
前出のソレノイドバルブが作用して、↑白いピストンが動き、ギヤを抜き入れしています








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テストで、ギヤソレノイドバルブ1不良ではないことが確認できました。

↑再度、メカトトロニクスを取り外し、
偶数用クラッチソレノイドバルブが不良という事が確認できたので、
いつもの、メカトロニクスリペアキットを交換しました。












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↑今回、交換した部品です。
メカトロニクスリペアキットには、故障メモリーが入る時があるセンサー類を含んだ基盤と、偶数奇数用のクラッチソレノイドバルブ2個、クーリングオフソレノイドバルブが含まれています。

日本のディーラー等、正規部品ルートでは、リペアキットは基盤のみで、ソレノイドバルブの供給はありません。
なので、ディーラーでの見積もりは、メカトロニクスAssyかミッション本体アッセンブリー交換の見積もりになると思います。


↑ちなみに、写真の黒い丸い物は、ミッション左側面に取り付いているミッションオイルエレメント
このミッションは、オイルパンの中にあるエレメントと2個付いています。




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category: アウディ

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DSGミッション修理  

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当ブログで、何度かご紹介している、アウディのDSGミッションの修理

アウディ的な呼び名のDSGとは、Direct-Shift Gearboxの略で、デュアルクラッチミッション(DCT)の事で、
一般的なAT(オートマチックミッション)のトルクコンバーターではロスがあるので、リジット的につなげようとする仕組み、

アウディには、同じDSGという呼び名のデュアルクラッチでも、湿式と乾式があります。

ボディが大きく重たい車両は湿式DSGで、ボディが小さく軽い車両は乾式DSGミッションになっています。
今回は、湿式のDSGミッション

症状もいろいろあり、
動作は異常なしですがギヤのマーク(ミッション)警告等が表示されるパターン、
走行中、時々、ウワーンとタコメーターが上がり、クラッチが滑るパターン
変速時のショックやジャダー

また、入庫時のテスター診断での、故障メモリーもいろいろあり、
ミッションオイルテンプまたはプレッシャー不良
奇数または偶数クラッチの不良
ミッションECU不良




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↑メカトロニクスユニットを取り外したところ
ミッション内部の奥には、上下にシフトギヤチェンジ用のロッドが並んでいます






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外れた、メカトロニクスユニット(バルブボディ)
少しずれた、黒い板状のものは、エレクトロニックプレート
これに、ミッションオイルテンプセンサーやプレッシャーセンサーが組み込まれています。

アウディは、デュアルクラッチミッションの採用は早かったですね、
当初から故障はありました、弊社でも初めのうちは、故障メモリーの内容等から、
エレクトトニックプレートのみを交換していました。




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最近では、年式的経年劣化、走行距離が進んでいるため、エレクトロニックプレートのみでは症状が改善されない場合があり、
↑写真のリペアキット、(故障率の高い、問題のある部品の対策キット)
エレウトロニックプレートと問題のあるソレノイドバルブ3点を交換するようにしています。
ちなみに、写真のソレノイドバルブの内大きな2つのバルブは、偶数と奇数クラッチ用です

また、このリペアキット、正規の部品ルートでは存在しません、もちろんディーラーでも手に入りません。



今回のような修理の場合、ディーラーの見積もりは、メカトロニクス交換かミッション本体交換の見積もりが出ると思います。
ミッション本体交換の見積もりの方が多いと思います。
この見積もりは、正当な見積もりで、間違っていません。
現物分解修理をすると、直らなかったり、納車後再修理等、リスクがあるからです、
保証・クレーム、信用の問題から、ミッション本体を交換するのが大前提、一番いい方法です

参考見積りとして、
メカトロニクス(バルブボディ)交換一式 約60万円
ミッション本体Assy交換一式 約235万円





弊社では、このリペアキット交換修理代が、約18万円ぐらいになります。
ミッション本体内部(デュアルクラッチ本体含む)に問題がある場合があります。
弊社では、上記のリスクがある為、毎回この修理を見積もり・着手する前に、必ず書面と口頭で、直らない場合もあり、
直らない場合でも見積金額の請求は発生することを、説明の上、ご了承していいただいています。

ちなみに、弊社での上記の修理は、すでに何十台も経験していますが、約95%の割合で直っています、100%ではありません。



category: アウディ

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アウディ DSGミッション修理  

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今回は、アウディ ミッションの修理です

アウディのDSGと呼ばれるミッションは、デュアルクラッチミッションの事で、
同じDSGでも、湿式多板クラッチX2のタイプ と 乾式クラッチX2のタイプがあります
今回紹介するDSGミッション修理は、湿式多板クラッチX2のタイプの方です。





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↑写真は、メカトロニクスユニット(バルブボディ)です
ちなみに、メカトロニクスユニットAssyは¥466000になります。







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↑リペアキットになります。
オイルテンプセンサー等よく壊れる基盤と、
オイルクーラーソレノイドバルブ、
大きいソレノイドバルブは、奇数クラッチ用と偶数クラッチ用です。

症状や故障メモリーにもよりますが、このリペアキットで直る事が多いです。

ちなみに、通常部品供給では、メカトロニクスユニットAssyしかなく、リペアキットのみでの供給はありません
ディーラーでの修理見積りも、メカトロニクスユニットAssy交換もしくはミッションAssy交換になります。






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基盤が外れています、
2つの大きなソレノイドバルブが、奇数ギヤクラッチ用と偶数ギヤクラッチ用、
テスターの実測値で確認すると、この作動油圧が0になっている車両もありました

タワー上に立ち上がっている部分は、シフトギヤ用ソレノイドバルブ







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↑赤矢印がフロント方向

青い矢印はシフトギヤ用、メカトロニクスユニットのシフトソレノイドと組合い、ギヤを入替操作します





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↑赤い矢印はフロント方向

オイルパンの中に、ミッションオイルエレメントがあります

ミッション左側面にも、ミッションオイルエレメントが付いています、
その横にももう一つ小さな穴が開いています、ここでオイルを充填し、オイルレベルを調整します

DCT(デュアルクラッチミッション)は、オイルが熱を持ちやすく、汚れ・劣化しやすいので、オイルエレメントとオイルの交換をお勧めします。








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ちなみに、ゴールデンウィーク前、2台続けて、DSGの修理をしています。

category: アウディ

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バンクインターボ  

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アウディA8
バンクインターボ、ホットインVレイアウトとか、呼び方はいろいろありますが、アウディ・ベントレーもAMGやBMWも、
最新ハイパワーエンジンの流行りは、Vバンク内にターボをレイアウト
レスポンスがの向上が狙いです





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エンジンの全景
吸気構成部品を取外したところ、
左右バンクヘッドから内側にエキマニがあり、それぞれのターボを駆動してエンジン後ろに排出されるレイアウト






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ターボ前に、仮にスロットルボディを取り付けました
右ヘッドライト後部にある、エンジンエアクリーナーボックスより、スロットルボディを通って、ターボに吸気されます



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吸気パイプ、アルミ製の四角い部分は、水冷式インタークーラー
ターボで圧縮された吸気は、インタークーラーで冷やされ、さらに圧縮し、左右のインマニへ吸気されます

こんなに、小さくて、通過距離が短いインタークーラーで、どれくらい冷やせるのか?




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エンジン右側より、
エンジン両サイドには、樹脂製のインマニがあります。

今までの感覚とは、全く逆のレイアウト
Vバンク内に熱気は、凄いことになっていると思います。










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別角度より、
ターボのプロペラが見えます。
エンジンの最後部にタイミングチェーンがあるようです


↓追記あり
-- 続きを読む --

category: アウディ

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アウディ R8 クーラーが効かない エアコンコンプレッサー交換  

アウディ R8
クーラーが効かない 修理

一昔前のクーラーコンプレッサーは、ベルト駆動されているプーリー部にマグネットクラッチがあり、ここのON/OFFで「カチッ」と音がして、コンプレッサーがON/OFFしていました。

最近の欧州車では、プーリー部にクラッチが無く、コンプレッサー内部に、無段階の切り替えバルブがあり、要求圧力に応じて作用するようになっています。
この、コンプレッサー内部の無段階バルブがくせもので、固着して、圧縮しなくなります。

ベンツ等でも、10年以上前よりこのタイプのコンプレッサーで、時々全くクーラーが効かなくなるとか、たまにクーラーの効きが悪くなるという症状で、弊社でも、毎年夏場は、かなりの台数、エアコンコンプレッサー本体交換を、こなしています。

欧州車で、エアコンコンプレッサー交換は、定番の故障ですね




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今回は、アウディR8
クーラーが全く効かない
診断すると、やはりエアコンコンプレッサー本体不良!

ちなみに、コンプレッサー内部の切り替えバルブ不良は、機械的故障なので、故障メモリーには入りません。
テスターで、圧縮圧力等実測値の点検にて、判断します。





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前記したように、最近の欧州車は、エアコンコンプレッサー本体交換は定番故障ですが、
アウディR8は、エンジンを脱着しなければ、エアコンコンプレッサーの交換が出来ません。


↑ちなみに、エンジンが、ボディセンターより左にずれていますね、
これは、エンジンの右下に、フロントドライブ用のシャフトが通っているからです




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↑エンジンを降ろしました




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↑美しいオブジェのようです
特に、エキゾーストマニホールドの形状が、機能美を感じます

向かって左がフロント方向、V10エンジンです



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エンジン右側面には、オルタネーター
R8は、オルタネーターのみがベルト駆動で、
エアコンコンプレッサーやウォーターポンプは、シャフトドライブです




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↑この奥に、エアコンコンプレッサーがレイアウトされています。




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↑右バンクエキマニ等を取外して、ようやく、エアコンコンプレッサーが外れました

やはり、エンジンを降ろさなければ、コンプレッサーの交換は不可能です




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category: アウディ

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