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ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

FIAT500 3ペダルマニュアルミッション修理  

フィアット500の入庫です。
3ペダルマニュアルミッション車で、197685km走行

オイル漏れと異音での入庫
エンジンとミッションの間より、オイル漏れが確認出来ました、明らかにギヤオイルの臭いがします。
とりあえず、ミッションを降ろさないと、ピンポイントでオイル漏れ箇所が判明しませんね

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フライホィールの周りまで、オイルでボトボトです。


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ミッションのベルハウジングの中も、オイルでボトボト
クラッチもオイルでボトボト、クラッチにオイルが浸み込んでいます。

よく見ると、最近クラッチキットを交換した形跡があります。


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ベルハウジングケース内、中央のスプラインになっている、インプットシャフトのセンターがズレています
ここから、ミッション内のギヤオイルが出てきたのが原因です。



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↑早速、ミッション本体をが、全バラ状態

↑一番大きなケースが、エンジンに取り付く方で、ベルの形をしているので、ベルハウジングケース



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↑デフと、メインシャフト
この中にカウンターシャフトは写っていません



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↑メインシャフトのアップ
向かって左がエンジン側、スプラインのところでクラッチがスライドします
メインシャフトの左のベアリングがバラけています


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↑メインシャフトのベルハウジング側のベアリングが飛んでいた為、偏心して回り、シールがちぎれて、オイルが漏れました。



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その他、メインシャフトの反対側のベアリングや、カウンターシャフト両方のベアリングもガラガラいっていましたので交換。




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category: フィアット

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FIAT500 ディアロジック、セミAT ミッション不良修理  

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フィアット500
不動車にて入庫しました。
ミッションのシフトが入らないので、動かないようです。

この車両は、ディアロジックミッションです。メーカーによって呼び方は違いますが、セミオートマですね

早速、テスター診断
ハイドロリックユニット不良、マイクロプロセッサー不良と、故障メモリーは確認できました。

ハイドロリックユニット(ディアロジックAssy)より、セミAT作動油が漏れていて、オイルレベル不足不良でした
ディアロジックオイルを補充して、テスト

レリーズシリンダーの動作が確認出来ました。
しかし、シフトの作動はしません。

テスターにて、各実測値の確認
インプットシャフト及びアウトプットシャフトの回転数を確認
クラッチが切れていない事を確認しました。


ここまで診断して、クラッチキット交換前提で、とりあえずミッションを降して確認する必要があります。


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早速、ミッションを降ろしました
クラッチキットを交換します。





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↑ミッションAssyです。
こうしてみると、一般的なFF車の3ペダルマニュアルミッションと、ほぼ同じ形をしています。

ミッションケースから出ている黒いレバーがクラッチレリーズレバーです。
これを油圧にて自動で動かして、クラッチを切っています




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↑クラッチのレリーズベアリングを押して、クラッチカバーを押し、クラッチが切れます
この状態で、レリーズレバーを手で動かすと、動きが重たい?



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↑クラッチレバーシャフトが割れていました










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↑ディアロジックAssy 
これは、3ペダルマニュアルミッションベースにて、
クラッチペダル操作とシフトレバー操作を、このディアロジックユニットで、油圧自動で操作させます。

今回このディアロジックAssyからオイル漏れがありました。
この部品は、211900円、オイルが減るとまた動かなくなる可能性がありますが、今回は交換保留となりました。


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↑この四角い穴のところに、ディアロジックAssyが取り付き、シフトチェンジをします。

category: フィアット

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パンダ ディアロジック(セミAT)ミッション修理  

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↑もはや、写真を見ても車種がわかりません
`14フィアット パンダ 走行60000km

発進時、シフトが抜ける! 症状

この車両は、フィアット的に言うと、ディアロジックミッション
わかりやすく言うと、いわゆるセミAT、一般的な3ペダルマニュアルミッションベースで、オートマチック化したミッションです。

約1ヵ月前の入庫時には、
ミッションショックにて、症状を確認して、
テスター診断すると、①「機械的リンケージ不良」故障メモリー確認
ミッションキャブリレーション(学習)にて、改善されたのを確認して、納車しました。


再入庫された時は、シフトが抜ける? 

①「機械的リンケージ不良」の故障メモリーから、
シフトアクチュエーターの動作不良か?
クラッチの消耗か?
と、想像しました。



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早速、クラッチの残量および状態の点検のために、ミッションを降ろしました。

最近の車は、フロントセクションAssyで、脱着する事が多いですね




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↑このアングルでは、3ペダルタイプのマニュアルミッション車と、ほぼ一緒に見えます
乾式クラッチ、プレッシャープレートが見えますね





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降ろしたミッション本体です
このアングルから見た、クラッチ部にも、マニュアルミッションのような、フォークとレリーズベアリングが見えます。

プラスチック製のタンクは、セミオートマ用の作動油、
乾式クラッチマニュアルミッションで、クラッチ操作とシフト操作を、油圧にてオートにて操作されます




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 ↑ここが今回の最大の問題点! 

よく見ると、インプットシャフトのカラー部が削れています






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↑原因は、これ
クラッチカバーを取り外し、フライホィールを見ると、センターのベアリングが偏心しています。
このベアリングとダンパー部が偏心して、ミッション側のカラーを削り、クラッチの切れる・圧着させるがうまく動作しなくなりました。

通常、一般的には、フライホィールのセンターに、小さなパイロットベアリングがあり、
そこに、ミッション側の、当該カラーではなく、インプットシャフトの先端が差し込まれます。

この構造にも一因があったのでは?





修理するには、不良のフライホィールを含めた、クラッチキットの交換と、
削れたから部分は、どう見ても現物修理は不可能で、カバーごとの交換になります。
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↑部品カタログ
削れた部分の部品は、8番の交換になります
ベルみたいな形なので、ベルハウジングといいます
なんと、国内に在庫がありました。よく出る部品という事でしょう



8番のベルハウジングを交換するためには、11番→1番を順番に分解する必要があります。
ミッション全バラになります。

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ミッションケース(1番)の側面の四角い穴には、シフトアクチュエーターが取り付けられます
クラッチレバーも見えます










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マニュアルミッションとほぼ一緒な、メカニカルギヤ部




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ここまでくると、あとはデファレンシャルギヤだけです





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不良ベルハウジングと、新品ベルハウジングです。

ようやく交換出来ました

category: フィアット

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FIAT500 ミッション修理  

約4週間ぶり、久しぶりのブログ更新となります。
当ブログ担当の、ピットクルー稲積です。

ピットクルーは、お陰様で、創業10年がたち、
メイン業務である、輸入車の整備・修理は、常にフル稼働、忙しい状態が続いており、
それに加え、‘15(H27).1月からスタートした、カーセンサーでの、中古車車両販売業務も好調です。

仕事の合間や自宅で、当ブログ更新をしていたのですが、最近メイン業務が忙しすぎるのと、合間や自宅でカーセンサーでの車両販売の掲載作業をすることがあり、ブログ更新が遅れがちになってしまします。

ちなみに、カーセンサーの掲載までは、僕の仕事ですが、
車両販売、担当窓口は、女川でございます。
車両整備・修理の、担当窓口は、稲積です。

今後とも、よろしく、お願いいたします。


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今回、ご紹介するのは、FIAT500のミッション修理
時々、前後しなくなる症状

FIAT500のミッションは、セミオートマです。

セミオートマ(セミAT)とは、3ペダルのマニュアルミッションベースで、クラッチペダル操作とシフトレバー操作を自動にしたものです。
また、3ペダルのマニュアルミッション(MT)と比べて、ギヤシフト操作が速いため、スポーツカーにも適しており、タイムを競う、F1マシンにも採用されています。

セミATは、オートマチックミッション(AT)と比べて、軽量・コンパクト、安価の為、コンパクトカーに適しており、FIATやアルファロメオ等に採用されています。
また、スポーツ走行にも適しているので、現在のランボルギーニーのフラッグシップであるアヴェンタドールや、F430や599までのフェラーリ,
マセラティ等(e-gearやF1マチック等メーカーによって名称は違いますが、基本的にセミATです)に、採用されています。


今回入庫の、FIAT500の時々シフトが入らなくなり、前後しなくなる、症状は、
当初、入庫の際、セミAT作動用オイルレベルが少ないからでした。
オイルが少ない原因は、オイル漏れでした。












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セミATとは、3ペダルのマニュアルミッションベースで、乾式クラッチのクラッチ操作とメカニカルギヤのシフト操作を、油圧で行います。

セミATは、クラッチ操作とシフト操作用の、油圧ポンプ→バルブユニット→アクチュエーターで構成され、
その他、操作を考えるコントロールユニットや各種センサーがあります。

↑写真は、今回修理の、FIAT500のセミATの構成部品、
セミAT用オイルタンク、油圧ポンプ、シフト操作用アクチュエーターが見えます。
この中に、バルブユニットやクラッチ操作用アクチュエーターは、無いですね。

この油圧ポンプは、FIATの他、アルファロメオ、フェラーリ、ランボルギーニーも、一緒の部品を使用しており、マグニティマレリ&デンソーのコラボパーツです。

今回、このシフト操作用アクチュエターの一部よりオイル漏れが発見され、部品供給の兼ね合いから、アッセンブリー交換をしました。

このシフト操作用アクチュエーターが、人間のシフトレバー操作の代わりを行っています。

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FIAT500 セミオートマミッション  

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↑今日の、作業紹介は、手前右の FIAT500 です。
走行中、ミッションの警告灯が点灯し、そのまま走行不能に陥りました。

僕が、お電話をいただき緊急出動!
レッカー車で駆け付けた時は、エンジンはかかっていますが、前進後進共せず、ウィンチで引っ張り上げて、引き取ってきました。







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↑左フロントタイヤとフェンダーインナーライナーを取り外したところ。
横置きFF車で、左側にミッションがレイアウトされています。

今回の故障原因は、↑矢印部、セミオートマ作動用油圧ポンプ(電動モーター)が不動でした。

FIAT500のミッションは、セミオートマミッション、2ペダルですが、マニュアルミッションベースで、乾式クラッチの締結とギヤチェンジ操作を油圧で作動しています。
その作動用油圧ポンプが不動でした。

基本的に、フェラーリーF430以前のF1マチックやマセラティのカンビオコルサ、アルファロメオのセレスピードの、セミオートマミッションと、同じ仕組みです。






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↑矢印部、ミッションの前に油圧ポンプが取り付いて、オイルタンクと一体式です。
フェラーリーやマセラティと形は違いますが、メーカーはマグレティマレリーで一緒でした。




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「P」レンジはありません。
セミオートマミッションは、乾式クラッチ(トルクコンバーターではない)なので、ショックやギクシャク感がありますが、ダイレクト感がありスポーティです。
元々は、マニュアルシフトと比べて、速くシフト出来て、レースやスポーツカー用です。

FIAT500の場合は、2ペダル式でイージーをそのままに、一般的なオートマチックミッションと比べ、軽量・コンパクトというメリットから、採用されたのではないかと思います。

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