FC2ブログ

ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

ストレートシックス BMW135i  

CIMG3981.jpg

BMW135i
車好きの、隠れた名車、マニアックなモデルではないでしょうか?

BMWで一番コンパクトな、1シリーズ
いわゆる、Cセグメントで、ライバル車は、フォルクスワーゲンゴルフやマツダアクセラ等です
ライバル車はFF4気筒エンジンレイアウトが多い中、1シリーズはFR縦置きエンジン
しかも、135iは、直6エンジン!

BMW風に言えば、「シルキーシックス」「ストレートシックス」!

このコンパクトな1シリーズに、FR縦置き直6、3.0リッターツインターボ(306ps)+7DCT
このスペックだけでも、乗り味にこだわりを感じます


自動車工学上、直6エンジンは一番バランスが取れたエンジンとされています
(その上は、究極のV12エンジン)
BMW以外のメーカーは、`90年代にスペース効率等の理由から、直6からV6以降しました。
しかし、メルセデスベンツが直6を復活させて、大きな話題になっています。



CIMG3982.jpg

この、135iにも、BMWお得意のバルブトロニックシステムが採用されています。

今回は、そのバルブトロニックシステムの、エキセントロニックモーターの交換になります。







CIMG3984.jpg
直6ヘッドの中央付近に、黒い筒上の部品がエキセントリックモーター

スロットルバルブの替わりに、バルブリフト量を可変させて、空気量を調整しています

↑写真は見にくいですが、エキセントロニックモーター付近に、扇形のギヤが見えます
エキセントロニックシャフトのウォームギヤ(スクリュウ型)が回り、扇形ギヤが動いて、バルブリフト量を変化させます



CIMG3983.jpg
直6エンジン、上部より
2番と3番シリンダーの間に、エキセントロニックモーターがあります

各シリンダーには、スパークプラグと直噴インジェクターが、ヘッド上部にあります

エキセントロニックモーター交換には、1.2.3.4番インジェクターとケースの取り外しが必要です




CIMG3985.jpg
↑これが、エキセントロニックモーター!

従来のエキセントロニックモーターは、ヘッドカバーの上部に大きなモーターが付いていましたが、
かなり小さくなりましたね

でも、これが故障して交換です
スポンサーサイト

category: BMW

tb: 0   cm: 1

エンジンオイルエレメントハウジングケース脱着 パッキン交換  

CIMG2424.jpg
ちょっと古い、BMW 直列6気筒エンジン

エンジンオイルエレメントハウジングケースとブロック間のパッキンゴムが硬化して、オイル漏れ


BMW、ミニに限らず、ベンツでも、
最近、このエンジンオイルエレメントケースパッキンのオイル漏れ多いですね。


エンジンオイルエレメントハウジングケースを取外す必要があります。

この部分は、かなり熱いオイルが通るのでしょうか?
経年劣化によるゴムの硬化が原因です。








CIMG2425.jpg




CIMG2426.jpg

category: BMW

tb: 0   cm: 0

BMW エンジンオイル消費 オイル下がり バルブシール交換  

CIMG2569.jpg
今回の修理車は、BMW320iクーペ(E92)
2005年から2012年に生産された、先代の3シリーズで、いわゆるE90シリーズ
320iなので、4気筒

今回の症状は、エンジンオイルの消費!
エンジンオイルがエンジンの外部に漏れていないのに、消耗する症状

いわゆる、オイル下がりで、オイル下がりとは、ゴム製のバルブシールからオイルが吸われて、シリンダーの中に入り、燃焼されて消える症状、
ちなみに、オイル上がりとは、ピストンリングからシリンダーは抜けて、消耗される症状、
こちらは金属なので劣化しにくく、オイル下がりの方が、故障率は高いです。

最近のBMW系(ミニも含めて)、4気筒も6気筒も、オイル下がり症状多いですね
1000kmで1リッター減るのは、あたりまえで、3000km走らないうちにオイルレベル警告点灯、
オイルレベル警告、2リッター減ると点灯します。
シリンダーの中でオイルが燃焼されるので、マフラー出口から、煙がひどくなります
弊社のお客様も、しょっちゅう、オイルを補充して、ごまかして乗っている方も、多いです。

ひどくなると、1000kmで2リッター以上減り、
ガソリンと違って、オイルは燃えにくいので、プラグに付着し、かぶってミスファイヤーします。
スパークプラグを交換すると、しばらく調子は良くなります。
そうなると、こんどは、しょっちゅうスパークプラグを交換することになります。

今回は、このバルブシール交換作業をします。





CIMG2568.jpg
↑タイミングチェーンのカムスプロケットを取り外したところ

写真向かって、右がインテークカム、左がエキゾーストカムシャフトです。
インテーク側カムシャフト付近は、BMWお得意の、バルブトロニックシステムがある為、複雑な形状をしています。








CIMG2567.jpg
↑角度の違うアングルから、

ヘッド中央の大きなアルミ形状のところには、バルブトロニックシステムのエキセントリックシャフトモーターが付きます。






CIMG2570.jpg
↑IN/EXのカムシャフトを外したところ

バルブシールを交換するには、カムシャフトまで取り外す必要があります。




CIMG2572.jpg





CIMG2573.jpg
↑バルブトロニックシステムをl特殊工具で固定して、裏返したところ





CIMG2579.jpg
↑バルブシールを交換しているところ

この作業が、今回のハイライトです
ディーラーでは、正規のマニュアル通り、エンジンヘッドを取り外して修理しているらしいですが、
弊社では、プラグホールにエアを入れて(青いホース)、バルブを下に落ちないようにして、
てこの要領の工具で、バルブスプリングを押さえ、コッターを外し、バルブスプリングを外し、バルブシールを取り替えます。

今回の作業の中で、このコッターが小さく、脱着が一番手間と時間がかかります。



では、なぜ、最近のBMW系は、エンジンの内部でオイルが消耗して、オイルが減るのでしょうか?
僕の主観ですが、恐らく、バルブトロニックシステムがくせ者で、
このブログでも何度か紹介していますが、
バルブトロニックシステムとは、スロットルボディの代わりに、インテークバルブのリフト量を変化させて、吸入空気量を調整している機能です。
なので、通常のスロットルボディのタイプより、インテークポートに負圧がかかり、インテーク側のバルブシールから吸われるのではないかと思います。


最近のBMW系エンジンは、4気筒も6気筒もオイル消耗が多いですね。
原因は、オイル下がりです。












category: BMW

tb: 0   cm: 3

バルブトロニックとVANOS   

CIMG1816.jpg

BMW特有のバルブトロニックシステム
過去にも、当ブログで何度か記事にしました
http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-297.html
2016.2.18.

バルブトロニックシステムとは、スロットルバルブの替わりに、インテークバルブのリフト量を変化させて、吸入空気量を制御する考え方です。

今回は、ヘッド内部をもう少しわかりやすく見てみましょう。

↑写真向かって右側より、吸気(インテーク)側、



CIMG1823.jpg

↑手で持っているのが、VVTモーター、バルブトロニックシステム用の駆動モーターです。
このモーターが動き、バルブのリフト量変わります。

このモーターもよく故障しますね。




CIMG1825 (2)
↑小判型の部分にVVTモーターが取り付きます
VVTモーターのウォームギヤによって、扇形のギヤの位置が変わります。
扇形のギヤは、エキセントリックシャフト(カムシャフトではありません)です。

エキセントリックシャフトの下に見えるスプリングは、インテークバルブです。




CIMG1826.jpg
別方向より、
カムシャフトが見えます。
カムシャフトはロッカーアームを介して、バルブを押しているのですが、
そのロッカーアームの途中で、エキセントリックシャフトも押している構造です



CIMG1817.jpg

インテークとエキゾーストのカムシャフト先端には、「VANOS」可変バルブシステムが取り付けられています。

2本のカムシャフトの間、タイミングチェーンの後方に黒い丸い部品が付いています。
エキセントリックシャフトセンサーです。
VVTモーターでエキセントリックシャフトを動かし、このセンサーで位置を監視しています。

今回は、バルブトロニックシステムの故障で、このエキセントリックシャフトセンサーを交換して解決しました。
今回は、この部品のみの交換で解決しました。
テスター診断、故障メモリーの内容で、この部品のみで解決する事は少し自信がありましたが、
バルブトロニックセンサー故障の修理の際は、見積もり時、必ず事前に追加作業・部品が発生する可能性があることを説明します

バルブトロニックセンサーの他、VVTモーターも交換の可能性がありますし、

↓過去ブログのように、
BMW エンジンオイル交換しましょう!
http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-218.html
2015.3.4.
オイル交換不足が原因で、
最悪、ヘッドのカム駆動メカニズム不良の可能性もあります。

また、インテークバルブにカーボン等付着によって、可変カムリフト量での吸気量調整がうまくいかない場合もあります。

category: BMW

tb: 0   cm: 0

M5(F10)、エンジン異音  

CIMG1501.jpg
BMW M5(F10)
4.4リッター V8直噴Mツインパワーターボ 560PS
セダンスタイルですが、なぜか只者ならぬオーラがあります、M5ですが、

今回の入庫は、エンジンから「バッバッバッ」かなり大きな音がしています。
かなり派手な音なので、エンジン本体がやばいのかなぁと思ってしまいそうです。

ボンネットを開いて聞くと、エンジン本体上部中央付近から響いてきます。









CIMG1499.jpg
今流行の、バンクインターボ!
今まで、通常V8エンジンの場合、エンジンの外側にターボがあるのですが、
最近のハイパフォーマンスマシンは、レスポンスの向上から、バンク内にレイアウトされています。

BMWだけではなく、アウディや、AMGでは、AMG GTとC63に採用され、
ドイツの御三家の最新現行モデルのテクノロジーですね

恐らく、このレイアウトだと、ターボを回す排気の究極に距離が短く、レスポンスが良くなるのこと、想像できます、
吸気も、水冷インタークーラーを採用して、取り回しをなるべく短くしているようです。

ただ、今までの常識で考えると、熱的にどうなのでしょうか?
熱くなる、ターボをVバンク内に納めるレイアウト、
さらに、この車両の場合、熱くなる触媒の上に、コンピューターをレイアウトしています?





M5.jpg

簡単なエンジンカバーを外しました。
2つのバンクインターボが見えます、その後方には大きな二つの触媒が見えます。

エンジンルーム両サイド(左右ヘッドライト後方)に見える、左右のエアクリーナーボックスからターボへ吸入された空気は、
ターボチャージャーにて過給(圧縮)され、エンジン前方の大きな水冷式インタークーラーを通り、
エンジンの両バンク外側のインテークよりシリンダーへ吸気されます。

ターボの前から入っている4本のパイプは、ウォーターポンプから圧送されている、エンジン冷却水のラインで、
ターボのシャフト部を冷却しています。





問題のエンジン異音ですが、写真の状態から、更に触媒上の遮熱版を外した状態で、エンジンをかけましたが、
ターボの奥付近より聞こえる気がしますが、ピンポイントで特定できません。
これ以上バラすと、エンジンかけてのテストは不可能ですが、
エキマニ近辺からの排気音ではないか?
最悪、エキマニが割れているかも?と思い、
ピンポイントで確認するために、分解を進めることにしました。






CIMG1493.jpg

大きなターボチャージャーが2つ見えます。
このアングルを、かっこいいと思ってしまうのは、変態でしょうか?

カタツムリ型のターボは、真中から吸い込み、過給され、外側から出て、インタークーラーへ





M501.jpg

横からのアングル、
ターボチャージャーの、インテーク側とエキゾースト側がよくわかります。
ターボのシャフト部には、エンジンオイルと冷却水が供給され、潤滑と冷却がされています。
エキゾースト側から出た排気は、大きな触媒へ入り、エンジン後方、ミッション両サイドから降ろされます。




CIMG1488.jpg

↑このアングルが、今回のブログのメインアングルです

M5専用の、複雑なエキマニのレイアウトが見えます。

M5の凄いところは、通常V8でバンク内に2つターボがある場合、片バンクで一つのターボが付くのが普通ですが、
このM5の場合、専用で、Vバンク内のエキゾーストはクロスされ、独特のクロスバンクエキゾーストシステムになっています。
エンジンには、点火順序がありますが、
これは、各シリンダーの、各排気がぶつかることがなく、
レスポンス・効率よく、ターボへ導くシステムです。

さらに、ツインスクロールターボの形状もわかりやすく見えます。

ツインスクロールターボとは、ターボの排気の導入口が2つあり、シリンダーから排気の干渉を防ぐものなので、BMWでは直6エンジン等の、ターボ1基のエンジンでもツインスクロールターボと呼ぶことがある。
ちなみに、ツインパワーエンジンとは、「直噴」や「バルブトロニック」等、ふたつのテクノロジーを組み合わせたエンジンという意味。




M502.jpg

外された、美しいターボチャージャー

大きなウエストゲートバルブがみえます。
ターボ下から出ている、蛇腹のパイプは、エンジンオイルの排出側




M503.jpg

ターボとエキマニが外された、エンジンVバンク内、
やはり、Vバンク内が吸気ではなく排気なのは、違和感がありますね。

Vバンク内の2つの小さな穴は、前出の蛇腹のパイプの排出口





CIMG1482.jpg

これが、今回の大きなエンジン異音の原因です

左バンク一番前方の、エキゾーストマニホールドのガスケットが、抜けています。

やはり、熱的に条件が厳しかったのでしょうか?
もしくは、排圧が大きいのでしょうか?


CIMG1489.jpg
↑写真では見にくいのですが、
通常通り、シリンダー上部中央にスパークプラグが配置されているのですが、
筒内直噴インジェクターもその隣の理想的な位置に配置されています

category: BMW

tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック