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ピットクルー ブログ 2

堺市で輸入車専門 車両販売、整備・修理、鈑金・塗装、カスタム

直噴エンジン  

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最近、欧州の車両は、燃費や環境の問題から、ダウンサイジング(排気量ダウン)して、直噴、+過給器(ターボやスーパーチャージャー)が流行です。

直噴(ダイレクトインジェクション)とは、シリンダー内に直接高圧(200bar)のガソリンを噴射します。
(従来のインマニ噴射の場合、3~6bar)

メリットは、直接シリンダー内にガソリンを噴射することによって、シリンダー内が冷却されるので、酸素充填率が上がり、高圧縮が可能になり、高出力が得られる。(又、過給器との相性もいい)
又、希薄ガソリン空燃比でも燃焼可能で、燃費が良くなる。

デメリットは、高圧ガソリンポンプが高額になる、アイドリング時ディーゼル車のような「カチカチ」音が聞こえる。


↑メルセデス・ベンツE350(W212) 前期モデル(角4灯タイプ)
(今回の修理車は、過給器は付いていません)

メルセデスで、直噴を採用した、初期のモデルです。
(以前より、モデルチェンジ等により、新しい機構や装備は、初めの内は故障率が高く、メーカーが徐々に対策・改善品に改めて熟成させます)

アクセルを踏み込むと、チェックエンジンが点灯し、アクセルがスカスカになり、加速不良になる。

早速、テスター診断すると、高圧プレッシャー不足不良 故障メモリー
直噴エンジンのかなめ、高圧ガソリンポンプか高圧ガソリンレギュレーターの不良でした。







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↑右バンクヘッドの一番奥、インテークカムの後方にて、機械式に駆動されているのが、高圧ガソリンポンプ。
従来のガソリンエンジンと同じガソリンタンク付近の電動ガソリンポンプ(モーター)にて、ここまで供給され、この高圧ポンプ(機械式)にて加圧されます。

この高圧ガソリンポンプが約50万円、(先日診断したBMWのV8は、同じような物が2個も付いてました。)

この高圧ポンプ、国内欠品、入荷が半年以上待ち、
本国でも、対策待ちで、供給ストップ状態です。


ヘッドの真ん中にある、アルミ製パイプが、高圧ガソリンラインと奥にインジェクター、
その外側にある3個の黒い部品は、ダイレクトイグニッションコイルです。




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↑今回問題の、右バンク奥の、直噴用高圧ガソリンポンプ

交換して、無事症状は改善されました。


最近のメルセデスは、エンジンコンピューターがエンジンの上に装備されています。
熱的に条件が悪い気がしますが、

エンジンハーネスのショート化や生産時の効率化でしょうか?
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category: ベンツ E、CLSクラス

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会社紹介 設備  

当ブログの影響やご紹介等で、新規でご連絡・ご来店・お付き合いが始まる、お客様が度々おられるので、

当ブログ、弊社の「会社紹介」のカテゴリーの中で、
改めまして、オートサービス ピットクルー 工場の設備を紹介させていただきます。



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オンザカーリフト


一般的な2柱リフトではリフトアップに時間がかかる場合や、車高の低い車や大型車両等、車両を乗せて、即リフトアップすることが出来ます。

入庫後、即リフトアップして、お客様と一緒に、車両を点検することが出来ます。

そのまま上部リフトを上げ、タイヤを浮かし取り外せます。

エンジンオイル交換や、タイヤ交換、ブレーキパッド交換等、クイック整備、
また、タイヤが地面に付いた(接地)状態にてリフトアップしなければ出来ない、診断や整備にも対応しています。

毎日大活躍しています。




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↑整備工場の全景

リフトは、大型輸入車にも対応出来るよう、ワイド3tの2柱リフトが4基、
オンザカーリフトと合わせると、合計5基のリフトで対応しています。

4基の2柱リフトは、車両の出入りがしやすいようにレイアウトされ、
エンジン・ミッション脱着やシャーシ周りの一般的な整備に適しています。

5基のリフトが毎日フル稼働で頑張っています。






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エンジンの脱着作業!
↑写真は、カウンタックのクラッチ交換の為、エンジン・ミッションを脱着している模様
(大型V12エンジンとマニュアルミッション、通常のFR車とは真逆に搭載され、エキマニが反対方向に向いて見えます)

弊社は、テスターで診断して修理する作業も多いのですが、
1年で、エンジンやミッションを降ろすような重整備の台数も、多い方だと思います。

現在は、中古車販売等自動車販売会社のような業者様と弊社のお客様と、入庫台数は半分半分の割合だと思います。







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場合によっては、弊社所有のフォークリフトが出動することもあります。

↑写真は、ガヤルドのeギヤ(セミオートマ)のクラッチ交換作業、

その他、天井電動ホイスト(クレーン)も装備し、エンジンを吊ったりする事もあります。





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エンジン本体の分解修理
↑写真は、AMG5.5リッターV8スーパーチャージャーエンジンです。






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↑オートマチックミッションの、現物フルオーバーホール

写真は、ベンツの7速ATミッション





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最新タイヤチェンジャー、
28インチまで、タイヤ交換が可能です。



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↑ホィールバランサー





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↑各種溶接機




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意外と、大手ディーラーの整備工場では、溶接機が無い場合が多いです。

その他、各種工作電動工具等があり、各種加工修理・取付け作業を行っています。

category: 会社紹介

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マスタング エンジン乗せ換え  

フォード マスタングGT
4.6リッターV8エンジン

当初、通常通り、継続車検整備とエンジン不調の入庫でした。
エンジン不調は、アイドリングでボロボロ振動し、加速するとドッドッドッと、完全にプラグが失火している症状
よくあるパターンです。

いつものように、車検点検の為リフトアップして各部点検と
エンジン不調の為、まず、テスター診断

テスター上、エンジン不調の原因は、8気筒の内2気筒のミスファイヤーと故障メモリーでした。
一応、実測値でも確認して、
いつものように、定番の2ヶ所のダイレクトイグニッションコイルを新品に交換しました…


うっ…?
トラブル発生、予定通り直りません…

再度テスター診断、やはり、№4シリンダーがミスファイヤー?
№4シリンダーということは、右バンク一番奥ということを、メーカーによって配列が違う事があるので、マニュアルで再確認し、
再度、異常の無いシリンダーと、コイルとプラグを入れ替えてみました…
それでも、やはり、右バンクの一番奥のシリンダーのプラグがかぶってきます

次に、ガソリンインジェクションを異常の無いシリンダーと、入れ替えてみました。
改善ならず一緒です?
次に、圧縮を測りました。8気筒とも正常です???
















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↑見当も付かないまま、まさかと思い、シリンダー内を、スコープカメラで覗いてみました。
右上のガングリップタイプのスコープカメラより、今回は、タブレットタイプのカメラの方が良かったです

↑あれ?
よく見ると、シリンダーの壁に凹みが…









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↑8気筒全てのイグニッションコイルとプラグを外し、プラグホールからスコープカメラを入れて、順番に点検していきます

やはり、右バンクの一番奥のシリンダーにスコープカメラを入れて、グルリ回しよく見ると、
↑シリンダーの壁に、複数の凹みがあります。
凹みは、結構大きく深く複数あります、細かい筋・傷は、ピストンが上下に動いてた跡です

この複数の凹みが原因で、エンジンオイルが、ピストンの下から、シリンダー内に混入し、プラグがかぶってくるようです。
いわゆる、オイル上がりです。







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本来、正規の修理方法としては、シリンダー内の傷は、イコール、エンジンブロック(アンダーエンジン)の交換になり、シリンダーライナーで交換できるタイプだったとしても、ピストンも交換する必要があります。

上記の修理方法だと、費用的に合わなくなるので、今回は中古のエンジンに乗せ換えという、修理方法になりました。






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エンジンを乗せ換えるには、2つのエンジンを並べて、中古のエンジンには付いてない、補器類を組み替える必要があります
意外と時間がかかります。


category: アメリカ車

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マセラティ MCストラダーレ仕様  

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↑マセラティ MCストラダーレ仕様にしました。

ノーマルは、リヤマフラーの出口が両サイドからですが、
リヤバンパーをMCストラダーレ用に交換して、センター寄りの2本出しに変更しています。

このMCストラダーレリヤバンパー用の、パワークラフトマフラーに交換しています。



トランクリッド上部に、後付けでカーボンリップスポイラーを取り付けました。









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メチャクチャ、いい音しますよ♪

category: マセラティ

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ベントレー コンチネンタルGT V8  

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現行、ベントレー コンチネンタルGT の、新型V8エンジン搭載


6リッターW12と4リッターV8エンジン、棲み分け、選択が難しいところですが、

外装・内装、装備とも、ほぼ共通、

V8の最大の利点は、燃費(航続距離)と車両価格の優位性です。

現在は、W12よりV8エンジンの方が、売れているらしいです。





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普段は、エンジンルームの中、エンジンカバーに隠れて見えてませんが、

エンジンカバーを外すと、アウディRS6と同じ、4リッターV8エンジンに、8AT+4WDが搭載されています

http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-260.html


↑今最先端の、バンク内ツインターボレイアウトに、直噴エンジン








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V8とはいえ、ツインターボに、フロントデフがある、狭く複雑なエンジンルーム


ベントレー、アウディー得意の、横長で平べったいオイルパンが見えます。

狭い中、重心を下げ、オイル容量を稼ぐ形ですね。

category: 未分類

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マセラティ クワトロポルテ 水漏れ  

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マセラティ クワトロポルテ
↑写真現車は、'04~'12の先代となり、車齢的に、経年劣化の為、修理が必要になってきています。

今回は、クーラント漏れ修理
エンジンを始動、5分もしないうちに、ポタポタと垂れてくる状態
とても、走れる状態ではありませんね






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エンジンのフロントカバーを外す為、ここまでバラしました。

フェラーリV8エンジンは、こうしてみるとバンク角が大きいですね


2本がけのタイミングチェーンの他、ウォーターポンプ-オイルポンプを駆動させる為のチェーンが見えます




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フロントショックのアッパー取り付けが見えます。
エンジン位置は、その後ろに搭載されているので、フロントミッドシップ

エンジンとラジエター間、なぜか無駄に広くなっている気がしますが…






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右バンク側面アップアングル

ドライサンプの為、ウェットサンプ車のようにオイルパンの中にオイルポンプをレイアウトすることが出来ない為、
エンジンの右側面にレイアウトされています。
写真向かって手前の太いパイプは、フロントバンパー右内のオイルタンクより吸入されたエンジンオイル
その上は、オイルエレメントの取付け

エキマニ集合部が見えます。

エンジンマウントの足が長く見えます。





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↑写真向かって右が前方です。
右バンクのキャタライザーは取り外し状態です。

エンジンの真後ろには、セミオートマ用の乾式クラッチが収まり、その後ろの黒く重たいトルクチューブにて、リヤサブメンバー内のミッションギヤボックスへ連結されています。

エンジン→クラッチケース→トルクチューブ→ミッション・デフは、リジットで連結され、一体型になっています。

黒いサブフレームがあり、アルミ製のフロントロアアームの取付け部が見えます。
その後ろにエンジンマウントの取付けがあります。

サブフレームやキャタライザーのレイアウトの為、エンジンが高い位置にあります。
せっかくのドライサンプの効果が、スポイルされています。



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チェーン駆動の、ウォーターポンプ-オイルポンプを取り外したところ





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取り外した、フロントカバーとオイルポンプを、仮に連結してみました。

Yの字のエンジンフロントカバー、クランクシール部が見えます
その、写真向かって左下部にサーモスタットが付きます。

ウォーターポンプにて圧送されたクーラントは、フロントケース内を通って、左右バンクヘッドへ循環されています。




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↑今回の最重要問題点

黄色い矢印部より、ポタポタとクーラントが漏れてきました。
ここの、Оリングをひとつ替えるためだけに、ここまで分解しました。


黄色い矢印前がフロントカバー、その前にはサーモスタットが取り付いてます
黄色い矢印後ろが「ウォーターポンプ-オイルポンプ」になっています。

この連結部は、ゴム製Оリングですが、経年劣化と熱でカチカチに硬化していました。
また、構造的に差し込んである形で、挟み込んで締めている構造ではないので、振動に不利な条件だったと思われます。

category: マセラティ

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