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ピットクルー ブログ 2

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アヴェンドール 再考  

CIMG3196.jpg
アヴェンタドール

大きな黄色のキャリパーとカーボンディスクが目立ちます。
フロントブレーキはハブより後ろ、リヤブレーキはハブより前に取り付いているのは、マス(重量)の集中の為でしょうか?





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↑早速、バラしました。
リヤバンパーとマフラーを取り外した状態です。
普段見えないところが見え、構成部品がよく見え、整備士冥利に尽きます♪

一番手前に目立つアルミの大きな箱は、ドライサンプ用エンジンオイルタンク、
ドライサンプとは、通常エンジン下にあるオイルタンクが別体となっている為、重たいクランクシャフトの位置がギリギリまで下がり、エンジンの搭載位置・重心が下がります。



次に目立つのは、横置きの黄いスプリング!
今回の新型ランボルギーニーのチェックポイントのひとつ、プッショロッドサスペンション!
一般的な市販車の場合、スプリングダンパーユニットの、ロアマウントはロアアームに取り付けられ、タイヤの上下と連動して動きます。
プッシュロッドサスペンションとは、スプリングダンパーユニットが、車体内部(インボートマウント)に取り付けられて、ロアアームよりプッシュロッドが連結され、クランクレバーにより、スプリング動作方向に変換される機構です。
メリットは、スプリングダンパーユニットが車体内部にあるので、マス(重量)の集中化、
クランクレバーをかいするので、レバー比が変更でき、少ないショックストロークで大きなホィールストロークに出来る
また、スプリングレートのプログレッシブ(縮むほどに硬くなる)な設定も出来るので、乗り心地よく踏ん張る設定も可能となる。
ちなみに、現在のF1マシーンは100%、インボートマウントです。
これは、F1特有の細く長いサスペンションアームと露出したタイヤの為、ダンパーユニットが外にあると空力的に邪魔になるからである。



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エンジン後ろにデフがあり、黄色いダンパーユニットの下付近に、ドライブシャフトがあるので、
エンジンは完全ミッドシップ搭載になります。





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↑車両下周り、最後方よりのアングル、
最後方にデフ、その前にエンジン→ミッションの順
赤い矢印部は、ミッションよりデフへ、カウンターシャフト



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↑エンジンの最前部(通常FR車だと、エンジン最後部フライホィール付近)

注目は、赤い矢印部
今回、新型ランボルギーニーの注目ポイントの一つ、軽くて頑丈なカーボンモノコックフレームが見えます。
カーボンモノコックフレームとは、キャビン部が箱型一体のカーボンフレームの事で、
↑赤い矢印部に、モノコックキャビンのカーボン折り目が見えます。
そこに、アルミフレームがボルト止めされています。


冷却フィンの付いた、細~いミッションが見えますね。
乾式クラッチタイプのセミオートマチックミッションです。
カウンタックより継承されているレイアウトの為、エンジン前方、座席シートの間に、ミッションが食い込んでいます。
その為、流行の大きなデュアルクラッチミッションは採用できなかったのでは無いでしょうか?
メーカー的には、軽量化とスポーツカー的なフィーリング重視の為とアナウンスされています

6.5リッターV12エンジンで700馬力、車重1575kg 驚異的ですね




CIMG3183.jpg
↑左リヤサスペンション付近
プッシュロッドサスペンションの構成がよくわかります

黒いキャリパーはサイドブレーキ、電気モーター式です


CIMG3184.jpg
↑同じく左リヤサスペンション付近

ボディ両サイドに、大きなラジエターが付いてます。

ということは…
僕が今回唯一気になるフロントデザイン、
フロント部には、エンジンはもちろんラジエターも存在しないので、カウンタックのように、もっと低くスラントしシャープなデザインに出来たはずですが、恐らく歩行者安全規格の為だと思います。






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↑右前サスペンション付近、ハンドルをいっぱい右に切った状態

フロントももちろんプッシュロッドサスペンション
よく見ると、やはりリンクレバー比が若干違うように見えます。





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↑左フロントブレーキ付近

大きなモノブロックキャリパーです
もちろん、ハブキャリアに、直接ラジアルマウントされます。



通常パッド交換をする為の部分が開いているのですが、剛性の為閉じています
パッド交換には、キャリパーを外し、パッドは内側より抜きます。





長々と、僕のマニアックなブログネタにお付き合いしていただき、ありがとうございました。
裏ブログ 追記


CIMG3192.jpg

↑ノーマルは、大きくて重たいです。

ノーマル純正マフラーの音量は、
例えばムルシラゴやF430、SLSのように、最近のスーパースポーツ車は音量が、これでノーマルか?と思うほど大きめになってきてたのですが、アヴェンタのノーマルは、意外なほど大人しくマイルドな印象です。

音質は、官能的な音色のフェラーリサウンドに比べ、ランボは従来より、エンジンのうなり音的な感じでした。


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↑パワークラフト (公道不可です)

切り替えバルブ付、パイプの取り回しをなぞっていただければ、仕組みはわかっていただけるでしょう
ストレート部X接続干渉部、音色に影響のある個所です


まさにレーシングサウンド
V12で大排気量特有の、迫力のあるサウンドです

乗り味も、パワークラフト効果で、メリハリのある乗って楽しい車になりました。

また、セミオートマミッションも、メリハリのある、スポーツカーらしい心地よい変速ショックがあり、
他車の最新デュアルクラッチミッションとの差別化、
なるほど、この最新セミオートマもありだと思いました。
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category: ランボルギーニ

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