マセラティ ミッションマーク警告灯点灯 
2016/12/09 Fri. 08:00 [edit]

一世代前の、マセラティ クワトロポルテ
前期モデルなので、ミッションは、セミオートマ
マセラティ的には、カンビオコルサ!
フェラーリのF1マチックと一緒で、メーカーによって呼び名が違いますが、セミオートマです。
ちなみに、当ブログ、‘16.11.20. ‘16.12.04.に引き続き、3連続ミッションネタになります。
入庫後、早速テスター診断しました。
故障メモリー上、セミオートマオイル不足不良のようです。
セミオートマの作動油の、量の点検を行います。

↑トランクルームの、スペアタイヤの形をした、樹脂製の床を取り外しました。
セミオートマの作動油を点検するのに、ここまで分解する必要があります。

↑写真正面、黒いフレームが、リヤサブフレーム
真中の、ホースがいっぱい刺さっている物体が、セミオートマのクラッチやシフトを操作させるための、コントロールバルブ!
このコントロールバルブから、油圧が各アクチュエーター(ピストン)に行き、動作させています。
このコントロールバルブの前にあるのが、デフです。
デフの左横、丸い黒い物体が、セミオートマ作動油用のタンクです。
こんなところにあるので、普段はなかなか、レベル点検や補充がしにくいですね。
フェラーリーのF1マチックも同じようなタンクを使用していますが、
マセラティの場合は、レイアウト的に整備性が悪いので、レベルセンサーがあり、今回それが反応したようです。
一通り、オイル漏れを点検しましたが、にじみ等もほとんどないので、
オイルレベル補充で対応しました。
デフの前は、ミッション(メカニカルギヤタイプ)があります。
ちなみに、セミオートマのクラッチ交換する際は、
このサブフレームの、再後端のフレームを取り外し、デフ・ミッションを、後ろにずらし、降ろす必要があります。

↑下廻り、後ろから、
正面に見えるのが、デフ・ミッション!
ミッションの両サイドに、マウントがあり、サブフレームにマウントされています。
つまり、デフより前にマウントがあります。

↑下廻り、前から、
エンジン両サイドから降りてきたマフラーの、左右大きな塊は触媒です。
エンジンの下は、ドライサンプなので、オイルパンはありません。
↑写真の、エンジンより前の、太いサブフレームは、フロントタイヤの車軸ラインです。
その後ろの左右に、エンジンマウントがあるので、フロントミッドシップ
前方より、エンジン→クラッチハウジングケース→トルクチューブ→ミッション・デフ のレイアウト
クラッチ交換を行う際は、ミッション・デフを降ろして、
黒くて太くて大きく、かなり重たい、トルクチューブを降ろし、
クラッチハウジングケースを外して、乾式クラッチを交換します。
つまり、エンジン→クラッチハウジングケース→トルクチューブ→ミッション・デフは、
リジットな一体型で、エンジン左右のマウントと、ミッション左右のマウントの、4点支持
どちらのマウントも、前後車軸ラインの内側なので、ミッドシップにこだわっているようです。
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