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BMW 520d タイヤ編摩耗  

CIMG0470.jpg

BMW 520d
ディーゼル車です。


今回のご依頼は、走行中のうなり異音という事で、修理入庫されました。

試運転したところ、左リヤのハブベアリングが「ゴー」と、うなっていたのようです。


CIMG0471.jpg
↑左リヤハブベアリング交換、作業中の写真
昔から、リヤのハブベアリングの交換は、少々手間がかかります。

左リヤブレーキシステム脱着し、ハブをドライブシャフトから抜きます。


CIMG0472.jpg
↑車種によっては、ハブのベアリング単体のみで、部品供給がある物もあるのですが、
今回の車種は、ハブベアリングハウジングAssyタイプです。

通常、ハブベアリングに、ホィールキャリアフランジ(ホィールボルトがとまるところ)が、圧入されています。
プレスで、ハブベアリングからホィールキャリアを抜くのですが、
その際、ハブベアリングのインナーカラーがホィールキャリアの方に残るので、サンダーで削って切る必要があります。
その後、新品のハブベアリングに、ホィールキャリアを圧入します。



今回の問題は、違うところにありました!
CIMG0473.jpg

左リヤのハブベアリングを交換するために、リフトアップして、偶然、右リヤタイヤを見ると、
↑リヤタイヤ内側角が、極端に編摩耗し、ワイヤーが露出し切れかけています。
もちろん、今回の当初の走行時うなり異音とは、関係ありません。

大変、危険な状態ですね!
即刻、写真をLINEで送信し、見ていただき、追加作業の必要性をご説明しました。


普段、使用している時は、こんなに内側のタイヤの摩耗などは、気づかないと思います。
かがんで、かなり覗き込まなくては、見えないところです。
たまたま、発見できて、良かったです。


この車は、事故の形跡もなく、足回りの修理した形跡もありません、
また、アーム類のブッシュ等の損傷もなく、ローダウン等の改造しているわけでもありません。
ちなみに、走行56000km程度です。

原因は、アライメントの狂いです。
日常の使用上にて、走行中の段差やギャップの衝撃や、路肩や駐車場の輪留めへの衝撃等で、
アライメントが狂ったのかもしれません。

↑写真のアングルが悪く分かりずらいですが、頑丈そうなロアアームの後ろの、細いアームは、
BMWお得意の、4輪操舵システム(インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング)、
つまり、このアームが左右可動し、リヤステアしています。

ひょっとしたら、この4輪操舵システムが付いているので、アライメントが狂いやすかったのかも、しれません。








追加で、左右リヤタイヤを交換し、4輪ホィールアライメントサービスを行うことになりました。
CIMG0477.jpg

左右リヤタイヤを交換してから、
試運転をすると、リヤのふらつき感があり不安定で、また、左に寄っていきます。

4輪ホィールアライメント測定をすると、
意外と、そんなに右リヤホィールアライメントだけが、極端な数値のなっているわけではありません。

リヤの左右とも、キャンバーが基準値より、ネガティブ(寝ている)数値で、
トータルトーが、アウトになっていました。

リヤ左右とも、キャンバーを基準値に入るよう、起こして、
トーを適正にしました。

恐らく、編摩耗やふらつきは、このトーアウトが原因、NGだったと思います。

4輪ホィールアライメントを調整後、試運転をすると、シャッキと体感できました。



↑写真は、4輪ホィールアライメント測定後の、調整途中の様子で、
左右のリヤキャンバーを調整する為、
一時的に、リフトアップして、タイヤを浮かして、リヤアッパーアームの調整をしています。

このアライメントテスターの便利なところは、リフトアップモードにすると、
リフトアップしてタイヤを浮かすと、通常タイヤがぶら下がり、キャンバーがポジティブ(逆ハの字)になるのですが、
その状態で、モニターでは、バーチャルでタイヤが接地した状態の、キャンバー数値が表示されるので、
便利です。




今回は、かなり危険な状態でした。
たまには、気が向いたら、タイヤを覗き込んで点検の必要がありますね。






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