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TOUCH (タッチ) フレーム測定器  

CIMG1025.jpg
↑この器具は、なんでしょうか?









フレーム測定器
(3次元車輌デジタル計測器)

TOUCH (タッチ)
 です。

初めて、ご覧になる方も多いと思います
まずは、↑TOUCH (タッチ) の全景です。








CIMG1031.jpg

↑TOUCH (タッチ)の、腕(測定部)を伸ばしたところの全景

この腕に付いた、4か所の関節部に、センサーが付いていて、
3次元で、ペン先(測定部先端)の位置を、計測しています。
腕の土台から、パソコンへブルーツゥースでデーターを送信しています。



↑上記の写真は、TOUCHの説明の為の全景です。
今回のフレーム測定の場合は必要の無い測定のパターンですが、
上記の写真は、簡易的にホィールアライメントを測定をしています。
最初に、例のペン先を地面の3か所にタッチして、地面の水平を補正してから、ホィールリムの3か所にタッチして、
アライメントを測定するようです。









CIMG1027.jpg
↑それでは、実際に、フレーム測定しているところの写真

まず、計測する車両をリフトアップさせます。

次に、TOUCH (タッチ)がパソコン画面上で指定する、計測車両の床面4か所を、ペン先(測定部先端)で順に、指します。
これで、リフトの床面(地面)と計測車両の床面(リフトの水平)の、水平レベルの補正が完了します。

次に、気になる損傷個所に、ペン先(測定部先端)を指していきます。
今回の事故は、前方からの衝撃だったので、前方を重点的に数か所計測しました。







修理書 ボデー寸法図 001
従来のフレーム測定は、↑上記のような修理書の、複数の寸法図の計測値を基準に、計測車を測定しました
実際は、上下の振れまではわかりにくいのが現状でした。




タッチ 001
↑は、TOUCHがプリントアウトした図面
上から、車両の前後方向のズレ、左右方向のズレ、上下方向のズレの計測値を示しています。

最近の車両はほとんどがモノコックフレームです。
モノコックフレームとは、卵の殻をイメージしますが、実際には、骨格(フレーム)が存在します。

今回のような前方からの事故損害の場合、主に、
バルクヘッド(エンジンルームと車内間の隔壁)付近から出た、左右のフレームのズレを測定しました。
左右のフロントフレームが、事故により、
上記のプリントされた書面で、上から、
前後方向に何mm縮んでいるか?左右方向に何mm振れているか?上下方向に曲がっているか?計測し表示されています。
非常にわかりやすいです。

左右のフロントフレーム上のストラットの取り付け部を単体で計測することも可能ですが、
この、フレームの床の測定部を数か所測れば、ストラットの取り付け部のズレやピラーのズレまでわかります。


今回、このTOUCH(タッチ)で計測した理由は
事故車は、走行3000km、登録後3ヶ月の車両でした。
ルーフの右、運転席ドアの上部、右Bピラーの少し前付近が凹んでいた原因を追究したい為でした。
計測前は、右フロントフレームに力が加わり、右Aピラーに波及し、右Bピラー手前のルーフが凹んだと考えられる可能性があり、
もし、そうだとすると、モノコック全体が曲がっている可能性があり、全損判定しなければいけない可能性があるからでした。

測定結果は、右フロントフレームは、左右前後上下とも、正常な範囲でした。
ルーフ右の凹みは、大きな事故の衝撃によって、右フロントフレームから右Aピラーへ力が波及し、凹んだものと考えられますが、
スローモーションを想像すると、事故の衝撃力が波及し、波のようにたわみ、戻ったものと想像します。
結果は、ルーフの凹みも今回の事故との因果関係はありますが、左右のフロントフレームその他の曲がり等は異状なく、安心して乗れるという事です。

各部修理後、最終的に4輪ホィールアライメント測定・調整するわけですが、そもそもフレーム精度が正常でなければ意味がありません。

弊社では、このように、事故修理も、最新の機器にて、測定・調整をして、科学的根拠をもって、お客様にご説明し、安心安全に、事故修理後も使用していただけるように、心がけています。
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