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A7 ミッション修理  

A7 1
アウディ A7
ミッション不調 修理依頼

早速試運転、かなり症状が重篤です、
試運転に出て、5分程度経過してから、クラッチが滑り出したり、変速ショックが出たりしだします。
注意して走ると、4速に入らないようです、3から5速に飛び越したりします。
ギヤの警告が表示され、リバースに入らなくなります。
エンジンをかけなおしても、復活しません。

会社に戻ってから、テスター診断
故障メモリーの内容は、「電気的故障」、「ギヤアクチュエーター1」、「ギヤアクチュエーター2」、がありました。

雰囲気悪いですね~

クラッチも滑っているようなので、最悪ミッション本体交換の可能性も充分あります。

修理工場の立場で、見積り・修理方法としましては、
A案 ミッションAssy交換        ミッション本体が¥1924000で、 総合計¥2350000
B案 メカトロニクス交換        メカトロニクスが¥434000で、 総合計¥496000
C案 メカトロニクスリペアキット交換 リペアキット(基盤)が¥77000で、総合計¥192800
になります。

今回は、症状がひどく、滑りや4速に入らないとかあり、A案の可能性も充分ありました。
修理工場の立場から、A案のミッションAssy交換で見積もりした方が、リスクは少ないでしょう。
また、クールな考え方をすれば、この車両の現在の価値は、250万円程度です。
こだわりや愛着もあると思います、悪い癖ですが、修理工場としては、念頭に置いとく必要があります。

過去の症例では、メカトロニクスを交換して、ミッションが直り納車、1か月後再発して、ミッションAssy交換になった事例もあります。

今回の依頼者は、業者さん(中古車屋さん)です、
以上、上記の事情と3つの見積もりを、お客様に充分わかりやすく説明させていただき、ご相談させていただきました。





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この車両のミッションは、アウディ風にいうと「7速Sトロニック」、いわゆる、デュアルクラッチミッションです。

ディアルクラッチミッションとは、2組の湿式多板クラッチとメカニカルギヤ組み合わせで、
単純にいうと、3ペダルマニュアルミッションの、乾式クラッチ部を湿式多板クラッチにして、奇数ギヤと偶数ギヤのクラッチを受け持ち、その受け渡しで、変速していく方法です。


↑写真は、ミッションのオイルパンをめくり、メカトロニクスAssyを降ろしたところです。






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↑写真は、メカトロニックAssy、従来のオートマチックミッション風に言うと、バルブボディ
その黒い部分が、メカトロニクスリペアキット、基盤(エレクトロニックプレート)

弊社では、最近、アウディのデュアルクラッチミッションの修理台数が多く、
今回と症状と故障メモリーは違いますが、メカトロニクスリペアキット交換のみで直ることが多いです。


上下に並んだ、アクチュエーターは、メカニカルギヤ方向に向き、ギヤの入れ替えをしているようです。

ひょっとしたら、症状と故障メモリーから、4速ギヤのアクチュエーターが動いてなかったかも?




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実は、お客様に、事情・リスクを説明し、3つの見積もりを提案、ご相談させていただいている間に、
事後報告ですが、メカトロニクスリペアキット(基盤)を発注して、交換作業をしていました。

A案とC案とでは、修理金額に大きな違いもあり、また、僕の中では、C案で直る可能性があるような気がして、
一か八か、空振りのリスクはありましたが、もし空振りなら、弊社で新品のメカトロニクスリペアキットをテスト用として、在庫で置いとく覚悟で、発注しました。


今回は、メカトロニクスリペアキット交換で、解決しました。


いつも、うまくいくわけではありませんが、今回の一か八かは、いい結果でした。






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