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ポルシェ911 (タイプ997) ミッション不調  

CIMG2913.jpg
ポルシェ911 (タイプ997)
ミッション不調で入庫
この車両は、997前期の為、トルクコンバータータイプのオートマチックミッション

ミッションの警告灯点灯及び2速ホールドでした。

早速、テスター診断 ショートテスト実施及びミッション各部点検を行いました。
故障メモリーの結果は、回転数センサー不良 でした。

ATミッションは、エンジンからのインプットシャフトとドライブシャフトへのアウトプットシャフトの回転数を常に監視しています。
変速して、インプットとアウトプットの回転数の差があるのですが、
その回転数の差が異常だと、クラッチが滑ったと認識して、エマージェンシーモードになり2速ホールドになります。
エマージェンシーモードとは、ミッションが故障しても修理工場まで走れるモードです。





CIMG2915.jpg
↑写真向かって左が、車両後方になります

ポルシェ911は伝統的にリヤエンジンなので、左右リヤタイヤ車軸ラインより後方にエンジンがあります

エンジン部分に、大きな四角いオイルパンがあり、左右に水平対向6気筒のエキゾーストマニホールドが見えますね

エンジンからの駆動力は、トルクコンバーターを介し前方のミッションに伝達され、
ミッションからUターンしてシャフトでデフに伝達され左右に別れます。

↑写真の、ヒダヒダのリブが付いている部分が、デフですね








997-1.jpg
↑前出の写真と同じ方向からのアングル、
早速、ミッションオイルパンを外してみました。

おやっ、どこかで見たことがある、バルブボディ?






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↑写真向かって右が車両後方






CIMG2922.jpg
↑バルブボディを外してみました









997-2.jpg
↑バルブボディの上に取り付いている、エレクトロニックプレートを交換しました

エレクトロニックプレートに回転数センサーが組み込まれています

組み上げて試運転、予定通り、症状は改善されて直りました。


ちなみに、ポルシェのパーツカタログでは、ミッションオイルパンのパッキンやオイルフィルターの部品供給はありますが、
エレクトロニックプレートのみでの部品供給がありません

つまり、恐らくポルシェディーラーでは、今回の症状の場合、ミッションAssyでの交換修理になると思います。
ミッションAssy交換の修理方法の場合、
新品のミッション本体部品価格が¥3778000、リンク品(リビルト品再生品)でも¥2705000になります、
ミッション交換工賃は、15~20万円、オイル代等加算して、リンク品を使用しても、合計330万円の修理費用が必要になります。

今回弊社では、ミッション内部のセンサーー不良という事で、バルブボディを外して、エレクトロニックプレートのみの交換する修理方法にしました、ミッションオイルとエレメントも交換して、合計15万円までの修理費用でした
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category: ポルシェ

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